アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

夢空間の夢物語

2018-11-01 17:00:00 | 鉄道写真(EL)

今年も唯一の寝台列車と言える「カシオペア」の運転が無事終了した。この列車は今や団体臨時列車となり、JR東日本管内を不定期で運転している状況だ。北海道まで運転されていたのは、はるか昔の思えてしまうが、ブルートレインの北斗星が廃止になり、最後に残ったE26系カシオペアが未だに活躍していることの方が奇跡的なことなのかもしれない。来年以降の運転の発表はまだないが、きっとまた新たな企画で、我々を楽しませてくれるに違いない。編成を分割可能にして、短編成でも運転可能とし、非電化区間でも入線可能にしたら、さらに色気が出るのではないか。またそれに伴い、車体色をブルーにラッピングしてしまえば、重厚なブルトレの登場となる。何ていつも妄想を膨らませているが、結構現実的だと思うがどうだろう。

掲載写真は、今から10年前の寝台列車の最高峰、夢空間を使用した「さよなら夢空間北斗星」号。通常の24系列に3両だけ連結され使用されていた夢空間だったが、車体外観色は異なるものの、なかなか写真にすると、イメージ通りうまく撮影できず、難儀だったことを思い出す。やはり自らが夢空間の乗客となれば良かったのだが、そんな無謀は許されず、最後は自分が街明かりを遠めに見ながら、ディナーを頂いている、そんなイメージで撮影することにした。大きな窓から暖かそうなオレンジ色の灯りがこぼれて、まさにゴージャスな列車の象徴であることを悟り、この時かつて日本にやってきたオリエント急行の編成を思い出していた。

2008-03-01    8005ㇾ  EF8192 さよなら夢空間北斗星 JR東日本/東北本線:蓮田付近