師走が近づき、朝晩も冷えるように感じる関東地方。そろそろ暖房器具を引っ張り出そうと思う季節になってきた。それでも例年より暖冬傾向というから、幾分季節の進み具合が遅いのかとも思う。身勝手な言い分だが、やはり冬は冬らしく、普通に寒く関東地方にも雪が舞うような季節感が欲しい。昔は都内でも、池に氷が張り、水道管まで凍ってしまい大変だった思い出もあるが、今年はエルニーニョ現象が確認できているらしいから、やはり暖冬の冬になりそう。
北のEF58には、電気暖房装置が設置されていたが、東海道本線を走るEF58には、それがなく冬場の暖房は蒸気暖房と決まっていた。頻繁に荷物列車の設定があったから、ゴハチが蒸気を吹き上げるシーンは、冬場にはよく見かけることができたが、走行中に蒸気を上げて走る姿は限られていたように思う。掲載写真は、蒸気をたなびかせて堂々と複々線を行くEF58のお座敷列車。この頃すでにグリーン帯の81系客車は消滅し、12系を模したような大人しい外観のものとなっていた。
1984-01-14 9444ㇾ EF58143 大ミハ座敷 東海道本線:山崎-神足