今年、都内近郊の桜は思うように撮影出来なかった。開花そのものがさらに早まり、天候不順が続いてしまったからだ。長年季節ごとに撮影を楽しんでいると、悪天候の中カメラを持ち出して撮影することは減ってしまった。これ以前に観たシーン?と記憶がダブってしまい、新鮮味が感じられないのだ。とはいえ、これからの季節は、光も眩しくなり色が映えるので、新しい視点にチャレンジしながら撮影を楽しみたいと思っている。
先月のダイヤ改正から早一か月近くが経過。最初は違和感のあった光景もあっという間に日常化している。アントンKにとって、その最たるシーンは、近所まで相鉄線の車両が乗り入れてくることだった。東急目黒線には、今までも東急車3形式、メトロ車1形式3仕様、埼玉高速鉄道車1形式と多様の車両達が巡っていたが、この度相鉄車が加わりさらにバラエティに富んでいる。東横線との並走区間であれば、さらに多形式に渡り、電車ファンであれば時間を忘れるくらいの鉄チャン路線が誕生したと言える。渋谷地上駅時代から乗車しているアントンKにとっては決して想像もできなかった世界が誕生しているが、とても便利になったと思える反面、乗り入れによる交通障害の連鎖で、定時運行が崩されやすくなったため、さらに時間に余裕を持って動くことを心掛けるようになった。まあこれも現在の最前線の交通手段。そんな情報は瞬時にスマホで確認、対応しながら生きていくのが現代人なのだろう。が、アントンKには今後も無理そうだ。
掲載写真は、東急目黒線まで乗り入れが始まっている相鉄21000系電車の記念ラッピング車。どの電車もラッピングという技術が進化して、今ではご覧のように先頭部スカートの両脇に東急、相鉄のキャラクターが顔を出している。昔では考えられなかった装飾だろう。電車のお顔に光を入れず、かつガラス窓の反射を極力抑えて撮影することも、現代の電車の撮影技法だ。そう考えると、今の電車撮影も随分と複雑かつ難しくなったと感じるのだ。
2023-04 相模鉄道21802F編成 新横浜線開通記念HM付
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