相変わらず鉄道ファンの間では、国鉄型の人気が最高潮のようだが、その国鉄型車両の中でも、個人的に思い入れのある顔と言ったら、電車では153系に始まる貫通扉のあるパノラミックウィンドウ装備のあの、顔を思い出す。近郊型から急行型まで統一感のあるお顔に憧れ、よく乗車したと同時に撮影時にもいつも気になる存在だった。国鉄から民営化され、車体にも多岐に渡る塗色が出現し、一瞬戸惑ったものだが、やはり好きなお顔が色々なお化粧でイメージが変化し、それはそれで楽しめたことを思い出してる。しかし外観塗装よりも、前照灯がシールドビームになったり、ボックス型のライトに取って変えられたりしてしまうと、改悪に感じることは否めなかった。やはり第一印象はとても大事で、原型に尽きるとの思いは、何にでも当てはまることなのだ。
長野冬季五輪が開催された1998年冬以降、いよいよこれら急行型電車のリバイバル列車の運転が実施され出したように、以後2003年頃まで、徐々に淘汰が始まっていった印象だ。現代の電車たちには、持ち合わせない独特の武骨な雰囲気が好きで、この時期可能な限り記録に躍起になっていた。今回は、そんな時期に動き回っていた167系電車による集約臨の画像を掲載しておく。いわゆる修学旅行列車であり、かつては各地でよく見られた列車だった。本数からしたら激減してしまった現在でも一部この手の列車の運転は存在し、何と特急車で運転されているようで今の学生さんは羨ましい限りである。前面のお顔が何と改造されてしまったものがやってきてしまい、がく然としたことを思い出す。最近シルバーのステンレス車体ばかり見慣れてしまったせいか、湘南色8連がやけに古く、しかし存在感丸出しに思えてしまうのだ。
2000-11-29 9883M Tc167-18 167系8連 JR東日本/日光線:今市-日光
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