東海道線の荷物列車からEF58の引退も迫った1984年、年明け早々から代走で東京区のEF58、それも御召機である61号機がけん引するという貴重な情報を頂いた。この時、それに合わせて関西圏へ撮影に出かけている。前出でも書いているが、アントンKは、関西の電車にも当時から興味があり、関東では見られない電車も格好のターゲットとなっていた。とは言うものの、天気に恵まれず大した写真は残せなかったことが悔やまれる。現在のデジタル時代ならいざ知らず、当時のカラーポジで天候不順では、まともな画像は得られなかったのだ。もちろん技術的なことも大きいのだろうが・・
14系座席車の急行「銀河51号」で大阪入り、関西圏の鉄道風景をロケハン方々周り、そしてロクイチがけん引する荷物列車に照準を合わせていった。ここでの掲載は、近江長岡をいく一発目。この季節だから、伊吹山は望めないとはわかっていたが、やはり雪雲が漂い見るも無残な結果となった。ここで終わればそれこそ悔いが残りそうなので、アントンKとしては珍しく追跡を敢行、何度か撮影チャンスを作った。この後、いつもゴハチでお世話になっていた友人たちとも出会い、予定を変更してさらに上り荷物列車までバルブして帰京した思い出。楽しかった時間は、こんなに時が過ぎても忘れないでいるものだ。
1984-01-15 荷2031ㇾ EF58 61 東海道本線:近江長岡-醒ヶ井
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます