今の季節に過去を振り返ると、どうしてもスキー臨絡みの画像が多くなっていく。こういった季節列車は、国鉄時代から考えても数多く設定されていたものだ。普段では見られない地域に、これまた普通見ない車両たちが堂々と走り去っていく。こんな光景に写欲をそそられたものなのだ。しかしこの手の列車を追うには切りがなく、まとまりが付かないことも多い。列車の記録としてはそれで良いのだが、いつも同じことの繰り返しに成りかねない。アントンKも、この辺のさじ加減をいつも迷うのであった。
昔から大好きだった581・583系電車。晩年、お若いファンにも人気があって随分と追いまわった方も多いのではないか。彼等に混じって撮影していたアントンKではあるが、あの重厚な車体を説くと表現できた写真は撮れなかった。前面の愛称マークが控えめで、どうしても前がちに撮影しないと、何を撮影しているのか判らない。せめて183系0番代くらいのデザインなら、まだアレンジが効いたのに・・といつも考えて撮影していたことを思い出している。特に定期列車が終焉して、臨時仕業のみの晩年の撮影ではそう考えていた。もっとも、アントンKの場合、定期列車でも似たようなものしか残されていないのが現実なのだが・・・
今回は、583系使用の「シュプール上越」号。首都圏のスキー客を上越小出まで輸送したスキー列車。ある年は、東海道線大船が始発となり運転された記憶が残っている。
1994-02-14 回9732M 583系 JR東日本/高崎線:新町-神保原
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