盆休みに合わせるようにやってきた台風7号も、当初の予想よりはるかに西に進路を進め、関西・山陰地方に大きな爪痕を残して日本海に進んでいる。台風被害の全容がわかるのはこれからだろうが、どうか最小のものであって欲しい。直接関係が無いにしても、自然災害による大きなダメージのニュースは聞いていて辛くなるのだ。
いつもこの時期に思い出すのは、帰省列車が多数運転され、EF57がフル回転で運用に就いて、最後の雄姿をカメラに収めたく線路端に出向いていたことだ。時刻表で、臨時列車のダイヤを調べることは出来ても、どの列車にゴーナナが運用されるまでは判らず、とにかく現地に出かけてから、という場面が多かった。後に電話で問い合わせれば、翌日の運用を教示してくれるサービスがあったが、臨時列車のスジまでは当時理解できず、地団駄を踏んでいたことも懐かしく思い出される。
掲載写真は、そんな中からEF57がけん引してきた急行「八甲田51号」青森行き。後方のグリーン車連結が何とも魅力的に感じる。この時期は、朝の404列車「津軽2号」から始めれば、夕方まで定期列車、臨時列車合わせて10本近くの客車列車の撮影に没頭できたが、お目当てのEF57けん引列車は2~3本で、他は全てEF58けん引といった時代。時たま回送を兼ねた重連運転があり、エキサイトしたものだったが、こういった何も知らない状況でのサプライズはいつまでも嬉しく心に響いているのである。
1976-08-17 6101ㇾ EF57 4 東北本線:白岡-久喜
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます