杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

バッド・ティーチャー

2012年05月23日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2012年5月19日公開 アメリカ

お金も夢もない中学教師のエリザベス(キャメロン・ディアス)は、仕事ではなく、ただ玉の輿こそ女の幸せとばかりにお金持ちの結婚相手を探すことにのみ熱意を傾ける日々を送っている。ある日、彼女の勤める中学に代理教師のスコット(ジャスティン・ティンバーレイク)が赴任してくる。スコットがお金持ちだと知ったエリザベスは、スコットを振り向かせるために豊胸手術を画策。ありとあらゆる手段を使い、手術費用を荒稼ぎする。スコットを振り向かせるために時には突拍子もないアプローチをして猪突猛進に突っ走るエリザベスだが……。(goo映画より)


まずはオープニングで配給「日活」となっているのに気付き妙に納得してしまった 予告CMお馴染の洗車シーンはキュートなお色気たっぷり

玉の輿の婚約者をGETして教師生活にサヨナラの予定が、その真意を見抜かれて破談となり、再び学校へ戻ってきたエリザベス。もちろん教育への熱意なんてあるはずもなく、生徒への暴言は当たり前、授業はビデオで映画を見せるだけ、こっそり教壇の引き出しに隠した酒は飲むわ、校内でマリファナは吸うわとやりたい放題の“バッド・ティーチャー”です。

ところが代理教師でやってきたスコットが、イケメンで有名ブランド時計の創業者一族とわかった途端、第二の玉の輿目指して猛烈にアタックを開始します。彼好みの巨乳になろうと豊胸手術を決意するけれど、それには莫大な費用がかかるので、あの手この手で費用捻出を編み出すのですが、それも当然普通のやり方じゃないの。
教師の立場を利用して生徒の親へ個人授業料を請求したり、洗車デーの収益を着服したり・・犯罪行為でしょ、それ

ところがスコットは同僚のエイミー(ルーシー・パンチ)に惹かれていきます。
このエイミーのキャラもかなりエキセントリック。教育熱心だけど、空回り気味で生徒の受けはイマイチ、バッド・ティーチャーのエリザベスを敵対視して、彼女の素行を校長に告げ口したり何かと彼女の邪魔をするの。

エイミーに彼を取られると焦ったエリザベスは、共通テストで一位のクラス担任へ賞金が出る事を知り、俄然やる気を出します。無気力先生が一転スパルタ教師に早変わり。でも今までサボってたんだもの、生徒が急に成績上がるわきゃない。そこで彼女が立てた作戦はテストを盗み出すこと。おいおい!完全に犯罪じゃん

努力の甲斐あり、彼女のクラスは一位を獲得。賞金も手に入れて手術の予約もOK。ついでにエイミーへの仕返し(ちょっとHなシーンですが、元恋人同士でこういう撮影もなんか複雑じゃないのかなぁとは余計なお節介ですね)もしちゃうんですが、これがエイミーの復讐心に火を点ける結果に。

教師生命どころか犯罪者として刑務所行きの絶体絶命のピンチですが、エリザベスは慌てません。ちゃんと「保険」はかけてるんですね~~さすが!!
人を呪わば穴二つってわけで、バカを見るのはエイミーでした。(度々校長がエイミーに「2008年の二の舞をしたいのか」というのだけど、この意味が最後までわからなかったのが残念)

さて、ライバルを蹴落とし手術代も手に入れたのにエリザベスの心は晴れません。いつのまにか彼女の心は外見だけのスコットより、常に自分を見守ってくれていた体育教師(=貧乏)のラッセル(ジェースン・シーゲル)に惹かれていたんですね

そしてまた新学期。エリザベスのお仕事は・・・生活指導~~これって笑える

ラブコメの女王キャメロン健在の作品でした。胸元の大きく開いたトップスにミニスカート、ハイヒール姿で、なりふり構わず欲望に向かって突っ走るエリザベスは教育者としては失格の烙印を押されて当然ですが、女性としてはあっぱれ!!です。
ま、自分の子供の担任だったらこっちがキレるけどね

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