明日の葉っぱ(8×8)=69

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幼い日に 南こうせつ

2021-09-12 20:02:00 | 僕の音楽日記


僕の母方の故郷は
大分県。

南こうせつさんと同じ。

幼い日には
里帰りみたいに
九州は大分に
夏休みを利用して
家族で帰った

あれはもう何年前だろう
小学4年生か、5年生あたりかもしれない
あの時大分にいったきりで
それ以後
帰ってない。

なんとなく
故郷を持たない僕には
母方の故郷大分が故郷のイメージだ
父親も大分だけど
父親は
京都にもいたし、大阪にもいたらしい
僕は、生まれが北海道なので
そこもホントは
故郷ということになるんだろうけど
今住んでいるところが
もう、育ちも長く
思いを馳せる
故郷は
何故だか
その時々で
場面が違ってきてる。



もちろん
大分の思い出は

南こうせつさんの
この歌
【幼い日に】のまんま

入道雲が空高く
夏空の下
川遊びしたり、
畑でとれた
冷えてないスイカを食べたり

その冷えてないスイカを
食べすぎて
スイカが一時
嫌いになった
思い出やら

虫取りではクワガタ、カブトムシを
山に入ってたくさん捕まえたり

風呂は五右衛門風呂で
薪で風呂を沸かしてた。

あんな風景の中で
夏休みを自然の中で
ゆったり
過ごしたのは
あの時だけだった。


確か10日間ぐらい行ってた
と思う。
しまいに
退屈にもなってしまったが

とにかく毎日
あっち、こっちと
遊んでた。
叔父さんが休みなら
水族館にいったり
高崎山の猿を見に行ったり
自然の中で遊びを満喫した10日間だった。

今度は
ひとりでおいで!って
最後は
親戚一同で見送ってくれて
母親なんかは
また、兄妹との別れで
涙ぐんで見送られてた。
列車で帰る駅のホームに
送るもの
送られるもの
涙、涙で
僕は
ぽかぁーん と
その場を見届けていた。

もう、いいとゆうくらい
遊び回った
大分の故郷の夏休み

【幼い日に】を聞くたびに
その時の光景が
目の前に現れては
消え、また、流れてゆく

もう、あの頃と風景も変わってしまっただろう今は

僕の中には
時間と景色は
止まったまま


あの幼い日に
田舎でしか
味わえない
毎日が
愛おしく
懐かしく

みんなが元気だった時代
とびきり裕福ではなくとも
あるもので
楽しく、それなりに
まかないながら暮らして
いたあの頃

田舎でも
都会でも
何かその事は
変わらなかった。

まだ、人々の心が近く、
肩寄せあいながら
懸命に生きてた時代

大きな親の愛
親戚一同の愛を
実感してた
10日間。


僕の永遠の夏休み。