正月 元旦から
大変な災害の幕開け
午後四時過ぎ
その時僕はイオンのレジにいて
支払いをしようとしていた時だった
何かしら
けたたましくあちこちで音がなっている
レジの故障音なのか？
違う！
周りにいる人たちのケータイ、
スマホからの緊急地震速報を知らせる
音だ！
ブゥブゥブゥブゥ
けたたましく低く不気味な音が鳴り響く
スマホを見る
能登半島で震度7
を表示
「地震だ！」
そう思ったら
館内が揺れ出した
それもゆっくりした
船がゆれてるような
揺れ方
何か三半規管をやられる
気持ち悪い揺れだった
「やばい！」
東日本大震災の時の同じ感じの揺れだ
これは…
やばいことになってるんじゃ？
どうやら僕の体験した地震は
能登半島で起こった地震の2回目の余震だったようで
本震はその前にあったようだった
熊本の地震のように
後からの余震の方が強かったパターンのようだ。
地震の最中は何もすることもせず
ただ
淡々と
買い物の荷物を袋にいれて様子を伺っていた。
周りの人達も身構えながらも
「地震だ！」「揺れてるね」って
冷静に対応していた。
もっと揺れるのか？
それともこのまま収束するのか？
揺れはかなりの時間続いた。
収まって
家路を急ぐ
その途中もスマホを開けると
けたたましく津波避難の呼びかけが
流れる。
緊急を要する慌しい呼びかけに
事態の深刻さ、地震災害の規模の大きさが
伝わってきた。
家につきTVをつける
情報が少なく徐々に事態の全容が
わかってくる
「お正月だよ？
なんでまた？」
被災された方々のお気持ちを考えると
お正月どころではない
元旦の夜が来て
どんどん不安な状況も続き
あけて今度は
羽田の航空機事故。
海保の隊員が5名なくなった痛ましい事故
幸い日本航空の乗員皆無事だったことが何よりで
これも
被災地に向かおうとしてた
海保の航空機
なんというか
泣きっ面に蜂で
悲しみの連鎖が続いてしまった。
やりきれなさと
深い虚しさ
自然の前に無力な
私たち
お正月から
どうしてこんなに悲しいんだろう…
