誰か俺に
愛をくれよ
誰か俺に
愛をくれ
ひとりぼっちじゃ
ひとりぼっちじゃ
やりきれないさ……
漂泊者と書いて
アウトローと読ませる
時限装置が働いた
刹那的な世の中に
警鐘を鳴らすように
苛立ちをぶつけ
シャウトする
甲斐よしひろ
愛に飢えている
当たり前の愛に
大きく望まない
ありきたりな
そんな愛でいい
施すこと
施されること
与えなければ
もらえないのも
愛ならば…
愛を貪っていても、
待ち続けていても
転がってもこない
あゝ
ひとりぼっちじゃ
やりきれない
漂う者として
どこへたどり着くのか
彷徨うことはあっても
アウトローと言われる生き方には
無縁だ。そして
そのような強さもない
