明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

きっと、もっと、

2020-04-14 06:12:00 | 散文 詩 

子供の頃

駄菓子屋さんにいくと

それはそれは甘いお菓子が沢山あった。

母親だったか、

近所のおばさんだったか

「これは、チクロがたくさん入ってるからいっぱい食べちゃ駄目だよ」って

釘を刺された事があった。

「チクロ」なんてもう、今じゃ聞かないけど

人工甘味料で砂糖の3050倍らしい。

チクロ、サッカリンってのもあったよね

発がん性が疑われるということで使用禁止になったことで

とんとみなくなった。


それから公害問題がクローズアップされ出した、

光化学スモッグ

四日市ぜんそく

富山イタイタイ病

水俣病

1970年以降

日本は万国博覧会で、明るい未来に向かってスタートしたはずなのに

なぜか暗いニュースの方が多くなる。

とくに

光化学スモッグ警報とかで

外出禁止

なんかがザラにあった。

夏休みなんかは

遊びたいばかりなのに

光化学スモッグ警報が発令されて

自宅待機、外で遊んではダメ

と、かなり厳しく言われた事があった。

回覧板とか

市報に光化学スモッグの警報予想や、数値が掲載されたり、

今のコロナ禍ほどではないにしろ

自宅待機をして、やり過ごしていたあの頃。

人々の生活に暗い影を落とした

公害問題。


日本はどうなっていくんだろう?

暗い気持ち、塞ぎ込みがちな日々、は確かにあった。


不安が社会を暗くさせる

不安を掻き立てて

トイレットペーパー買い占め騒動が起こったり


人の心理、人の行動

すぐに壊れてしまう危ういもの


僕たちが大人になるまで

日本は、世界は

このまま繁栄をつづけていけるのだろうか?


子供心に心配し、

また、自分も大人になれるのか?

健康な大人でいられるのか?


などど

心配な日々が続いた事が確かに

あの時代あった。

食べ物で寿命が縮まる

そんな脅しを母親から受け何歳まで

生きられるんだろうと

考えながら

チクロ入りのジュースを飲んでたあの頃。

それでも

僕はまだその事で寿命は落としてないが人々を脅かす影は

時代時代形を変えて忍びよる

だけど

人はそう簡単には

参らない。

きっと…!!









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