明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

初恋 ふきのとう

2021-01-20 06:37:00 | 僕の音楽日記


軟弱で
やさしさを売り物にして
男らしさを感じれなくて
そんな僕なりの誤解から
趣味が、世界観が
違っていた
括りのジャンルでいくと
「さだまさし」さんや
「NSP」さんたちの
しっとりと聴き入る歌
を歌うアーティストの部類
であった
「ふきのとう」の二人

一言でいえば僕には
(響かなかった)のだ。
そりゃ 自分なりの勝手な
イメージで遠ざけてたのだから…



通り過ぎていった歌たち
聴こうともしなかった歌たち

もっと立ち止まって
しっかり耳を傾けて
いたならば…

聴こうともしなかった僕


その上っ面だけしか
見なかった僕の濁った目や
しっかり聴こえてなかった
耳を…
今更ながら情けなく思う。


(よく聞けば、よく聞く事をしたなら…)
どうだろう ??


なんて、素敵な歌だったのだろう。
と気づく。


嗜好する歌は
自分の生き方に反映する。
激しく 強く、雄々しく
生きていたあの頃の僕には
こんな歌は通り過ぎて
行った。



はなから否定
そして、ふきのとうの歌も…

こんな感じは受け付けないと
でも
そんな歌が
閉ざした僕の心の扉の隙間から
染み入るように
スゥーッと
はいってきたんだ

音楽というのは
そうやって心の間隙を
ぬって悪さをする

そうやって
心を揺さぶってくる

なんのことはない歌だったものが
時間と月日と歳を重ねた
ある日 スッーっと
心に入り込んでくる。

前はシャットアウト
門前払いの歌のジャンルだったのが…

なんということでしょ〜?

ビフォーアフターのような
いつの間にか受け入れている自分


嗜好は変わる
味覚も、味も、女性の趣味も
音楽も、変わる。

それは
総じて「丸くなった」からなのか?

こんな歌が心を熱くさせた
ことなど
無かった。
でも、今は、綺麗な岩清水のように
僕の心に染み入るのだ

なんて透明度の高い
歌なのだろう
なんて純度の高い
歌なのだろう

むしろ
僕のような汚れた男が
聴いてはいけないのではないか?
聞くことを憚る、そんな
思いにさせられる。

ふきのとう
「初恋」

細坪さんの作品、そして歌唱は
ただ、ただ聴き入ってしまう。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。