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最後の春休み 松任谷由実

2020-04-21 19:02:00 | 僕の音楽日記




新型コロナウィルスの影響で長い
春休み。

自宅待機の子供たち

学校生活の中で
あっという間に過ぎてしまう
「春休み」


一番ワクワクするのが
「夏休み」
少し、落ち着いて休みを満喫するのが「冬休み」

「春休み」って何故か
あっという間に終わってしまうし、
卒業、進級で慌ただしく時は過ぎてゆく
休みを満喫する余裕のないのが
「春休み」
学生時代の片思い…
の忘れ物。

情景の切り口がとってもうまい
ユーミンならではの詩。

女子目線の詩なんだけど
男性が聴いても
伝わるものがあるんだよね

春休みに学校に忘れ物をとりにいく
それは
物だったはずなのに
教室、廊下、ロッカー室、誰もいない校舎に
思いを馳せて

何か忘れていたものを思い出すような
大切なものを忘れていったような
気持ちになる。

好きだと言う気持ちが伝わらなくて
近づく口実もなくて
離れ離れになる事がもう決まっていて
何かしないといけなかったのだろけど
無力な片思いの恋に
居残りの時のような
出来ない、悔しさをともなう
フラストレーションのような
モヤモヤ感が漂うんだ。

ただ止まった時の中に
うずくまって
愛おしい時間を感じて、

進展しない恋
ハッピーエンドにならない恋

時間がたてば
忘れてしまうような
それは
春休みみたいに
スッと
過ぎていってしまう
薄っぺらなちっぽけな思い出

だけど大切な思い出。

それは
最後の春休みだった
という事に気付いたのだから…










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