拓郎さんのオールナイトニッポンゴールドで
最近気になって聞き直して
「いいな」と思える曲だと
紹介。
1980年11月5日発売
「アジアの片隅で」という
重いテーマのアルバムを発売
80年代にもう一度時代を迎え撃つ
覚悟のアルバム
イデオロギー的な匂いのする
重いテーマを背負い込んだ
岡本おさみさんの詩が二つ
アジアの片隅に
いつもみていたヒロシマ
吉田拓郎、岡本おさみ
的な
時代的決着
あえてさけてはとおれぬ
テーマを内包した
アルバム発売
このアルバムのラストに入っている
「この歌をある人に」
この歌を最後にいれたことで
アルバムの印象が
少し尻きれで終わってる
賛否はあるが
僕はこの歌が
ホントの吉田拓郎
等身大の吉田拓郎だと思えていた。
大上段に構えた
テーマから
あえて
ラブソングで締めたことが
らしさがある
吉田拓郎は言うことが
コロコロ変わる
天邪鬼
自分でそんなことを発言してきた。
松本隆さんの詩がまた、
80年代の女子像をはっきり
示した
この無垢な少女のイメージが
のちの
松田聖子へと
物語が広がっていく
繋がっていく
ほんわかした
駄作のような
扱い、むしろ取り上げられてなかった歌だったけれど
アレンジも
すばらしく良かったと思う。
徳竹弘文さんの
カントリーポップの軽い仕上がりのアレンジ
吉田拓郎という人は
R&Bや、ソウル、シンガーであって
まあ、ポップスシンガーでもあった
軽いノリのアメリカンポップスや
オーケストラサウンドをこよなく愛していた
その影響が提供曲にも
ちりばめられている
80年代は軽いノリで進もうとしていたのに
吉田拓郎というシンガーは
軽くはなれなかった
あえて重く行こうと示したことが
今後自らを苦しめる道へと
続いていくのだが
この歌…
青空を飛ぶ少女
自由に
かけてくその
少女の顔が
僕には松田聖子に見えた
その少女を二人の
おじさん
松本隆と吉田拓郎が見上げてる
そんな絵を想像してしまった。
あの頃、拓郎さんの歌は正直、僕の心から離れていました。
しかし何かのきっかけで「アジアの片隅で」を聴いたのです。
僕の心に衝撃が走ったのです。
それでこのアルバム「アジアの片隅で」を買って、また拓郎さんの歌を聴きはじめました。
収録曲には今も色褪せていない名曲がいっぱい。
好きなアルバムのベスト5に入っています。
中でも好きな歌がこの「この歌をある人に」です。
そしてもう1曲が「二十才のワルツ」
両曲とも少し埋もれてしまっているのが残念です。
名盤ですよね
アジアの片隅で は
…
1980年に入って
前作
シャングリラに続き一年に二枚ペースは73年以来ですから
相当精力的だった拓郎さん
ギアを上げて走り出した感じでしたね。
賛否ありますが
やっぱり拓郎さんはラブソングがお似合いだと僕は
思います。