明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

ボクラ ノ キボウ

2020-03-07 05:35:00 | 散文 詩 

僕らは飛べない魚

泳げない鳥


昔自由に空を飛び回り

昔自由に海原を泳ぎ回ってた。


空と海の彼方から

不自由さの言いなりが

おそらく

堅苦しいものに形を変えて

もがいて見えなくなっていった。


羽をたたみ

鱗を落とし

生き方を変えたんだ。


移り変わる目移りする季節は

流行り廃りを繰り返す


窓は開かれていて

そこから

気持ちのいい風が

吹き込んでくる

南風は思い出の匂い。


飛ぶ事も泳ぐ事も

走り回る事も

自由自在

心だけ置き去りにしなければ


いつだって旅に出れるし

いつだって思い通り


距離と時間が

感性を研ぎ澄ます

見えない言葉の裏側の

暖かな感情やひとつ先の思い


テレパシー

サイコキネシス

超能力を手に入れたように


感情の溢れる

満たされた目盛りが指し示す

次の新しい器


ひとつひとつに

自己完結で通り過ぎる


身にまとったたくさんの

思いやりの衣が

この先の心を暖かくして

この先の身体を涼しくさせる


季節への旅立ちが

ひとまわりして

ふたまわりして

地球何周分かの旅は続く。










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