宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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嵐の次

2021-07-21 09:32:27 | 日記

私の自慢は 我が家のシンボルツリー

オリーブの木です

 

ずっと願い続けた オリーブのある家で暮らしたいという夢をかなえるために 飛行機とバスと高速船を乗り継いで辿り着いた小豆島

私の背丈ほどだった2本の苗 ネバティロブロンコとミッションが 行きとは逆に 高速船とバスと飛行機を乗り継いで我が家に根付いた2004年の春

それから何年を経て 両手の指が回らない大木に育ちました

 

4人家族の嬉しいことも悲しいことも 苦しかったことも楽しかったことも そして二人の子供たちが巣立った日の事も みんな見ていたオリーブの木

いまも変わることなく 老後と言われる私たち二人の暮らしを 静かに見守ってくれるオリーブの木

なんだけど 

ときどき 突然 お隣の奥さんまでも巻き込んで 嵐を引き起こすことがあるのです

 

突然の嵐 と言っても 兆候があって

 

枝を伸ばしたオリーブの木の下に 黒いゴマ粒状のものが落ちていたり それが日ごとに大きくなって見過ごす事が出来なくなり お隣の奥さんが 塀の向こうから我が家の方向を見上げていたら その黒ゴマを お隣さんが見つけた時です

日々 成長する黒ゴマは 日々 成長しているオオスカシバの糞で その真上に オオスカシバが居付いているという証拠なのです

 

昨日 お隣さんと見つけた 今年の第一号 オオスカシバの幼虫は お隣との境界を越えた枝に張り付いていました

高枝切り狭でカットするのは私も出来るけど それ以上 近づくことは出来ず 遠くから小枝ごと下水道に流して一件落着

と いつもは これで終わりなんだけど 今日は 続きがあります

 

たまたま昨日 我が家の前の交差点で小学生の登校を誘導したあと 嵐の一部始終を見ていた職員さんが近づいてきて 「成長を観察したら面白い」 と宣われる

以前の私なら キャベツに付いた数ミリの青虫を見つけても キャベツごと廃棄したもの

しかし 野菜作りをするようになってからは そんなことを言ってはいられず だいぶ強くなりました

 

そうか!

観察するというテもあるんだ と思い直したけれど すでに幼虫くんは海へ向かって遠泳中

お隣さんは 「え~っ! オオスカシバは蝶でなく蛾よ~!」 と 観察には絶対反対の意向を示したけれど 蛾と言ってもオオスカシバは体に黄色い部分があり 蛾の中ではオーラがあります

 

逃がしてしまったことを悔やんでいたところの 今朝

今年の第二号 見つけた~! 

 

昨日とは一変 意気揚々の心境で 誰の手も借りず オオスカシバくんが貼り付いている枝を 高枝切り挟みで切り取りました

そうは言え 実は私も やっぱり直視は出来ず 長くしたままの高枝切り挟で小枝を掴んだまま 観察しやすい透明の容器に 遠くから収めました

 

以下 スクロール要注意!  オオスカシバの画像があります