京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

ニホンミツバチの巣で共生するゴキブリ

2013年08月01日 | ミニ里山記録

 ミツバチの巣にいる寄生性の節足動物としてダニ、ハエ、スムシ(ハチノスツヅリガの幼虫)が知られている。写真のようにゴキブリもかなりの頻度で見いだされる。コロニーの勢いが強ければ、その周りでゴミをあさるだけでミツバチには実害はなさそうだ。むしろ掃除屋として共生的存在かもしれない。しかし、コロニーが弱った時にどこまで厚かましくなるのかは分からない。巣盤まで入り込んで蜜や花粉を食べる可能性もある。

世界にはゴキブリの仲間は約3000~4000種いる。日本には約40種分布している。元来熱帯の昆虫である。屋内に生息するゴキブリはチャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリなどである。ここにいるのはおそらく、クロゴキブリではないかと思える。

びっくりしたのはゴキブリの幼生(約1cm)がハチのコロニーに紛れ込んで動き回っていることだ。体表のワックスの組成をハチのそれに合わせているのだろうか?

 


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