二郭から本郭へ行こう
本郭
名胡桃城址は、大正12年に地元の有志で結成された保存会によって、よく保存管理されてきました。昭和2年、本郭に「名胡桃城址之碑」を建立し、本郭とささ郭に松・桜などの樹木を植え史跡公園として完成させました。この碑文を書いたのは文豪の徳富蘇峰であり、文字の彫りも深く見事で、石材は地元の富士山でとれた安山岩、村中の人たち総出で運び建てました。隣の副碑は、昭和43年の明治百年記念で建立しています。
本郭は長さ約51m幅約30mの洋梨形ですが、両側の崖面とも大きく崩落してコンクリートで補強されていることから、当時はもっと広かったことがわかります。郭の縁辺には土塁の基底部分が残っていて、土塁が廻っていました。この城には天守はなく、本郭内の虎口や建物の状況はわかっていません。
東側
名胡桃城址之碑
石材を切り出した「地元の富士山」?
この方角に「冨士浅間の砦址」があるみたい。そのうち行ってみたい。
国道17号の橋が見えます。ということは、橋から見えた幟旗はここ本郭のものだったのですね。
今日はここまでです