2010年5月7日(金曜日)
はやめのお昼をすませ、庁内にある記者クラブへ
新聞をチェックしにいった。
そこで聞いたのが、もんじゅの一次系の
検知器の警報が鳴ったというニュース・・・
しかも昨晩の11時過ぎにも警報がなったのに
市や県に通報していなかったという。
ささいなトラブルも公表していくための体制を
整えている、体質改善を図った、万全の体制でのぞむ、
といった、機構側のこれまでの言葉がむなしい・・・
再起動してからわずか12時間後のトラブル発生に
マニュアルどおりの通報すらできていない。
放射能が漏れていないから、
様子をみていたから、
誤作動だったから、
ささいなトラブルだから、
環境や運転に支障はないから、
と、うんざりする説明や謝罪に市民は
もう辟易しているというのに・・・
いままでの機構とどこがどう変わったというのだろうか・・・
保安院は、再起動後、トラブルは必ずおこるだろうが
それにきちんと対応できるのかどうかを
見極めたいと言ったはずだ。
国の監視体制のもとでの、再起動がこれでは
市民はたまったもんじゅない・・・
(ゃとゅをまちがえて打ってしまった)
検知器の誤警報はもんじゅへの警報なのかもしれない。
明日の臨界の時間にあわせての
議会からの視察、やっぱりやめようかな・・・
8日だし・・・
【福井】
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=21324&storytopic=1
もんじゅ、検出器で誤警報 公表遅れ、県、市が苦言
日本原子力研究開発機構は7日、
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で6日深夜から
7日午前にかけて、原子炉内の燃料漏れを検知する機器で
誤警報が相次いだと発表した。
実際に漏えいはなく故障とみられる。
安全性に問題はないと判断して、8日の臨界に向け運転を続けた。
原子力機構は2度目の警報が鳴った7日昼になって
県、敦賀市に連絡しており、公表遅れを認めた上で
「今後は分かった時点で情報を出したい」としている。
県、敦賀市は速やかな連絡、公表を必要と指摘している。
原子力機構によると、この検出器は燃料棒が破損した際に出る
放射性ガスを検知するため設置されている。
同じものが3台あり、8分ごとに交代で運転している。
そのうち1台で6日午後11時9分、警報が鳴った。
他の運転データなどから誤作動とみて機器をリセットした。
その後、7日午前10時すぎ再び警報が鳴り、
故障の可能性が大きいと判断した。
その後、正午前までに4回鳴った。
3台の検出器は2007年に交換し、
08、09年にも点検していた。
警報は検出器の電気回路のノイズによるものと考えられるという。
16~20日予定の停止期間に点検し、原因を調べる。
残り2台の検出器は正常に作動し、安全の監視機能に問題はないという。
原子力機構は、現場で立ち入り検査をしていた
経済産業省原子力安全・保安院の検査官にはすぐに知らせたものの、
県と敦賀市に連絡したのは7日午前11時半ごろ。
報道機関に対して同日午後0時半から急きょ記者会見を開き、
原子力機構の瀬戸口啓一・運営管理室長が
「1度目の発報時はすぐに復旧したため様子を見ていた状態で、
翌朝再び鳴ったためおかしいということになった」と釈明した。
河瀬一治敦賀市長は同日の記者会見で
「(夜遅くなっても)電話一本、報告があった方がいい。
ささいな情報でも公開することが住民の安心につながる」と指摘した。
県原子力安全対策課の岩永幹夫課長も
「1度の誤作動で故障と推定するのは難しい」とした上で
「運転再開したばかりで注目されている時期だけに、
把握した情報はすぐに入れるよう指導する」との認識を示した。
もんじゅの向和夫所長は夕方の記者会見で
「当初はささいなトラブルも公表していくとしていたのに、
きちんとした情報が出せずに混乱させた」と謝罪した。
【朝日】
http://www.asahi.com/national/update/0507/OSK201005070042.html
もんじゅ原子炉内のガス検知器、6度の警報 公表遅れ
6日に運転再開した
高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、
6日深夜から7日午前にかけて6回にわたり、
原子炉内のガスを監視する検知器の警報が鳴った。
事業主体の日本原子力研究開発機構は7日正午ごろ、
報道各社や自治体に事実関係を伝えた。
今のところ放射能漏れなどの異常は確認されておらず、
機器の誤作動の可能性もあるが、
公表が遅れた機構の対応については批判の声が出そうだ。
監督官庁の経済産業省原子力安全・保安院などによると、
6日午後11時9分に1度目の警報が鳴り、さらに、
7日午前10時すぎから正午にかけて5回警報が鳴った。
検知器は、原子炉下部にある炉心の核燃料から
上部に注入されたアルゴンガスに放射性物質が漏れた際に
異常を検知する機能をもつ。
保安院などが調べたところ、炉心から炉内上部に
放射性物質が漏れた形跡は認められなかった。
このため、誤警報の可能性もあるとみて、
機構と保安院が詳しい原因を調べている。
機構は1回目に警報が鳴った際、職員が検知器を確認。
数値がいったん正常に戻ったため、通常通りの作業を続けた。
しかし、約11時間後から再び警報が鳴り続けた。
警報後に公表が遅れた点について、機構は
「検知器の故障が原因と推定している。
いま思えば、警報が鳴ったことを早く公表すべきだった」と認めた。
保安院は「機構は早く公表すべきだった。
改善を求めたい」と指摘したが、試験運転を継続することに
問題はないとの見解を示した。
敦賀市原子力安全対策課によると、機構側は警報について、
7日午前11時28分に連絡してきたという。
同課長は「故障やトラブルはあってはならないこと。
住民の不安につながるので、
しっかりと原因究明をしてもらいたい」と話した。
福井県も今後、機構側に事実関係の説明を求める方針。
1995年末のナトリウム漏れ事故で停止していた
もんじゅは6日午前10時半すぎ、
14年5カ月ぶりに原子炉を再起動したばかりだった。