はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

報道のたびに不安が増すもんじゅ・・・

2010-05-09 | ニュースから

2010年5月9日(日曜日)
もんじゅでは警報が鳴り止まないらしい・・・
正常に動く検出器が1台になったけれど、
まったく影響がない! と言い切る根拠は
なんなんだろう?

別の系統の検出装置に異常がないから
停止した検出器の系統にも異常がない?

それとも別の系統の検出器で停止した検出器の代わりが
つとまるの?

残った1台の検出器はぜったいに誤作動をおこしたり
誤警報を鳴らさない確証はあるの?

6日の再起動後におきた誤警報についての発表のドタバタは
14年前の事故当時を思い起こさせる・・・
この14年間でいったい何度、何を改善してきたのだろう。

現場の人たちにとっては、きっと世間がこれほど騒ぐ理由が
理解できないのではないだろうか。
科学者としての自負と自信とに満ち溢れているから
これぐらいのことは、当たり前でどうってことないと
感じているのかもしれない。

でもわたしたちにとっては、
報道のたびに、不安が増すばかりのもんじゅ・・・

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100509-OYT1T00773.htm

もんじゅ検出器「異状」頻度増で1台使用停止
 
日本原子力研究開発機構は9日、試験運転中の
高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、
原子炉内の放射性物質が外部にでたことを監視する
検出器1台が異状を知らせる頻度が増えたため、
使用を停止し点検すると発表した。

検出器は3台あり、既に1台は、運転再開した6日深夜から
7日にかけて6回誤作動し使用停止していた。
今回の不具合で、正常に動く検出器は1台となった。
原子力機構では、別の系統の検出装置に異常はなく、
安全性や運転管理に影響はないとしている。

このほか、2次冷却系のアルゴンガス浄化装置などで
8日~9日午後にかけて計7回の警報が作動したが、
原子力機構は、いずれも想定されたもので運転に
支障はないとしている。
(2010年5月9日21時37分  読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20100507-OYT8T01298.htm

機構 広報体制甘さ露呈

日本原子力研究開発機構の
高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市白木)で、
運転再開直後の6日深夜から7日にかけて発生した
放射性ガス漏れ検出器の誤作動は、
原子力機構が誤作動の回数を2度にわたり訂正するなど、
説明が二転三転した。
7日午前の記者会見でも、このトラブルに全く触れないなど、
広報体制の甘さが露呈した。

原子力機構によると、今回のトラブルを
7日午後3時30分の定例記者会見で発表する予定だったが、
経済産業省原子力安全・保安院に合わせる形で3時間前倒しし、
急きょ同0時30分から、もんじゅ近くの
機構の展示施設「エムシースクエア」で開いた。

会見には瀬戸口啓一・もんじゅ運営管理室長や
保安院の原山正明・新型炉規制室長ら5人が出席。
瀬戸口室長は、誤作動の回数を2回と説明したが、
会見終了後に4回に訂正。
さらにその直後、6回に再訂正した。
度重なる訂正に、瀬戸口室長は
「現場からの情報がうまく伝わってこなかった」とした。

機構は同6時30分から再度、緊急記者会見。
向和夫・もんじゅ所長は
「現場と広報についての考えに食い違いがあり、
深く反省している」と釈明。
今後の情報公開について、全面的に改善することを約束した。

運転再開直後に起こった機構の“ドタバタ劇”に、
敦賀市の河瀬一治市長は
「しっかりと対処してほしい」と注文をつけた。

 ■試験終了5時間遅れ■

原子力機構は7日、運転再開初日の6日の
試験内容の終了時間が、予定していた同日午後11時から、
7日午前4時頃まで約5時間もずれ込んだことを明らかにした。
機構によると、6日は核分裂反応が連鎖的に起きる
「臨界」に到達させるため、
核分裂を制御する「制御棒」の位置を調整。
しかし、核燃料の反応が想定を上回っていたため、
調整に時間がかかったという。
(2010年5月8日  読売新聞)

コメント (1)
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