新幹線ができると、これまでのJRの路線は第三セクター化されてしまう。
その運営は路線の自治体が担うことになり、
負担が自治体の財政を圧迫するという事例は、いたるところで見受けられる。
それ以外に、第三セクターになると何が起こるのか・・・
JRの鈍行(今は鈍行っていわないんだね)1日中乗り放題の
「青春18きっぷ」をつかえない路線ができるんだそうだ。
「青春18きっぷでは北陸に行けない」 新幹線開業の裏で鉄道ファンの悲嘆
という記事に載っていた。
今回問題になるのは、北陸新幹線開業でJRの在来線が第三セクターに移管される区間だ。具体的には、信越本線の長野―直江津間と、北陸本線の直江津―金沢間が該当する。この区間はしなの鉄道、えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道の4社が引き継ぐ。JRではなくなるため、長野から日本海側を走る総距離およそ290キロの路線が18きっぷの対象から外れるのだ。長野から金沢まで4社の路線を利用した場合、おとな片道運賃は単純計算で4820円となる。
青春18きっぷは5回分で 11,850円だから1回分の料金は2,370円。
つまり2倍強の値段になってしまうというわけだ。
わたしも昔は、ずいぶんとこの18きっぷのお世話になった。
友人はこの切符1枚で、四国は高松までいって
讃岐うどんを食べてきたと自慢していたなぁ・・・
北陸新幹線はゴージャスな内装もご自慢のひとつらしい。
敦賀まで延伸、しかも前倒し開業と気勢を上げる方々も多いが
敦賀市民にとっては、デメリットの方が多い新幹線である。
すでに葉原からのトンネル工事に着手しているが
今後、第三セクターになった時の自治体の負担金や
これまでの路線の運行状況はどうなるのかといった
市民の知りたいことは、まだ決まっていないというばかりである。
先日、金沢市へ行ったとき、タクシーの運転手さんが言っていた。
「新幹線、敦賀まで伸びるそうやけど、
お客さんはみんな金沢で降りるから・・・」
きっと、福井県まで行く人はおらんで~と言いたかったようだ。
新幹線の明るい(?)未来で、原発のマイナスイメージは
払しょくできないと思うのは、わたしだけだろうか・・・