昔、昔・・・といってもこどものころだけど
「夕立」は、夏の定番だった気がする。
近ごろじゃ、とんと、この夕立に遭遇することがない。
とくに、今年の夏は、蚊が少ないし、
ゴキブリちゃんもあまりでてこない。
ずっと来なかった台風は、まとめて来てしまうし、
なんだかいや~な雰囲気が漂ってない?
当たってほしくない、ありがたくない予感ほど
的中したりしてね・・・
あ~くわばらくわばら・・・
そうそう、くわばらくわばら・・・って
雷さんが雷鳴を轟かすときに、使うおまじないだったね。
大宰府に流された、菅原道真公の祟りで、
都に雷鳴がとどろき渡った時、
道真の故郷である「桑原」にだけは、
雷が落ちなかったからだとか、
桑畑には落ちなかったとか、
サンスクリット語が語源だとか・・・
雷が鳴りだすと、おへそを押さえて逃げ回ったけれど、
なんでおへそを狙うのか・・・訳もわからないまま
おへそを隠したもんだ。
おなかを冷やさないようにとか
頭を低くすることで雷が落ちてこないとか
こどもを戒めるために、昔の人は
「雷におへそを取られる」って言ったらしいね。
父・ナオゾウさんのせい(?)なのか、おかげなのか
小さいころから、稲妻がピカッと光ったら
1、2、3・・・と数える習慣が身についてしまっている。
音の速さは、だいたい300メートル/秒だから
3秒後にド~ンと鳴れば、およそ1キロ離れている・・・
な~んて、計算をするのである。
地震・雷・火事・親父・・・
やっぱりどれもこれも、くわばらくわばら・・・