金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【大山ヒルズ便り】 放牧中のコントレイルの独り言 ③

2020-12-24 06:59:42 | 競馬

 本日のコントレイルの独り言のテーマは、『牝馬三冠馬デアリングタクト』

 

「デアリングタクトさんについて、ですか?」

「無敗の牝馬三冠の偉業は、立派の一言だと思います。自分が言うのは何なんですが、2歳戦・3歳戦は、毎レースが未知との闘いになるので、それをすべてクリアしてきたことが凄い。特に、桜花賞はドロドロの不良馬場、秋華賞も稍重の微妙な馬場だったので、馬場コンディションを問わない走法は本当に素晴らしい

一番の魅力は、一瞬の切れ味はもちろんですが、長く使える脚。これは、桜花賞・オークス・秋華賞、そしてジャパンカップでも見せてくれました。そして、並んだら負けないという勝負根性も

「敢えて、弱点を挙げさせて頂ければ、仕掛けてからの反応は、超一流馬のそれとは違います。父のディープインパクト、アーモンドアイさん、ドゥラメンテさん、そして恥ずかしながら、私もそうですが、仕掛けてからの反応が、瞬間移動のようなスムースさが超一流馬にはあります。彼女は、この点は足りないと思います」

「ジャパンカップの時、デアリングタクトさんも私も、仕掛けるタイミングは同時でしたが、次の瞬間に私がかなり前に出ていたと思います。ただ、そのあとで長く良い脚を使って、ゴール板の前では、私のすぐ後ろまで迫ってきたのにはビックリしました。ひょっとすると、彼女の適性距離は、私の適性距離よりも少し長いのかもしれません」

「お互い、このまま怪我をせずに、また対戦したいと思います。出来れば、2000mくらいの距離で、直線の長い方が、お互い走りやすいですかね。ドバイターフとか、天皇賞秋とか」

 

珍しく饒舌なコントレイル君、やはり同期の話題は嬉しいのでしょう。(続く)


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