金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 有馬記念・ホープフルS・中山大障害・阪神カップ

2020-12-28 06:51:55 | 競馬

 まず土曜日の中山大障害勝ったメイショウダッサイは、道中好位につけて、直線だけで前を捕まえる完勝オジュウチョウサンのあとは、この馬の時代となりそうす。

 次は阪神カップ勝ったダノンファンタジーは、GⅡの強豪メンバーにしてはスローの展開を、好位置から進んで前を捕まえて完勝2着も好位置にいたマルターズディオサ。後ろから行った1番人気のインディチャンプは前を捕まえきれずに3着ダノンファンタジーは来年、牝馬限定の1400~1600mで力を出しそう。

 そしてホープフルSスローの展開で、基本的には前残りのレースになりました。その中で、勝ったジャスタウェイ産駒ダノンザキッドは、好位置から前を捉えての完勝。新馬や2戦目で見せた子供っぽさがなくなったので、これで晴れて来年のクラシック路線の主役へ2着のエピファネイア産駒オーソクレース勝ち馬とは僅差の範囲。この馬も主役の1頭でしょう。3着は中団から追い込んだディープ産駒ヨーホーレイク展開に恵まれなかった分、2着馬とは同格でしょう。不思議なのは、4コーナーで逸走したランドオブリバティスローの展開で、しかも4コーナーの手応えがかなりのものでしたので、この馬がそのまま逃げ切る勢い。それなのに、何かに驚いて逸走してしまいました。力があるだけに、惜しい、謎の「逸走事件」になってしまいました。

 

 最後に有馬記念勝ったクロノジェネシスは、馬の能力を信じ切った北村友一騎手の好騎乗が第1の勝因位置取りが後ろになっても全く慌てず、3コーナーから予定どおり前進して、先行していたフィエールマンを競り落としました第2の勝因は、良馬場と言えども、今の中山は重く時計がかかる馬場であったことクロノジェネシスには、もってこいの舞台でした。

 一方のフィエールマンのルメール騎手は、珍しくスタートで後手を踏み、慌てて前の位置を取りにいったところ、前に馬を置けずに、なかなか脚を溜める時間が作れませんでした。結果、早め先頭に出る戦法に出ましたが、最後は力尽きて3着に。枠順とスタートの出遅れが敗因だったと言えるでしょう。

 素晴らしかったのは2着のサラキア夏の小倉日経賞から馬が変わったように力を付けてきましたが、その力を信じて、大外を回して追い込んだ松山弘平騎手のファインプレーもあって、僅差の2着。あと50mあれば、あわや‥というところまで勝ち馬を追い詰めました。これで引退なのが惜しい限りですが、サラキアには良い子を産むという仕事もあります。凄い子が出てくる気がいたします。現役時代で思い残したことは、弟のサリオス君に後を託す、ということなのでしょう。


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【2歳戦回顧】 12月26日~27日

2020-12-28 06:51:28 | 競馬

 まずは土曜日の中山3R芝2000mを勝ったロードカナロア産駒タイムトゥヘヴン中山の重い馬場で消耗戦に持ち込み、そのまま8馬身差で完勝距離はもっと長くても大丈夫で、クラシック戦線で面白い馬が出てきました。阪神4R芝1800m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒ヴァリアメンテ前残りのレースを後方から豪快に差し切り。ハナ差勝ちではありますが、ドゥラメンテ産駒の中では最も大物感あり。次戦も注目。中山5R芝1600m新馬を勝ったアイアムインヴィンシブル産駒ジェズエチュード豪州産で幼いにもかかわらず、淀みのない消耗戦をきっちり勝ち切った強さマイル路線で注目

 土曜日の阪神6R芝1400m2歳1勝クラスを勝ったドゥラメンテ産駒ファルヴォーレ直線だけで豪快に差し切り。短距離の追込み馬、ようやくレースの型が出来上がりました。1200~1400mで活躍が期待できると思います。

 日曜日は阪神1Rダート1800mを勝ったジャスタウェイ産駒ベルヴォーグダート替わりで好適性を見せて完勝時計も優秀で次も楽しみ。中山3R芝1600mを勝ったドゥラメンテ×スイープトウショウのクリーンスイープ新馬戦は重馬場に泣きましたが、良馬場で良血が豪快に差し切りました。年明けの重賞路線でも活躍できると思います。阪神3Rダート1800mを勝ったハーツクライ産駒アスクスタイルマンこの馬もダート替わりで適性を見せて完勝しました。次も注目。阪神4R芝2000mを勝ったディープインパクト産駒ハッピーオーサム仕掛けてからの反応が遅い馬なので、新馬1600mは短すぎ、2000mに距離を伸ばして勝利できればもう少し直線の長いコースが良い中山5R芝2000m新馬を勝ったキングカメハメハ産駒ホウオウサンデー圧倒的1番人気の逃げるルナベイルを直線だけで差し切りました。大物感あり、クラシック路線でも期待できます阪神6R芝1400m新馬を勝ったアイアムインヴィンシブル産駒トップスターサン。豪州産でまだ幼いはずですが、スピードも切れ味も抜群で来春が楽しみ同じ産駒が土曜日にも勝ち上がっており、がぜん注目度が増しています

 日曜日の中山6Rダート1200m2歳1勝クラスを勝ったトランセンド産駒プロバーティオ2戦前の府中1400mの逃げ切り勝ちが好時計でしたが、ここでも力を見せました逃げることさえ出来れば、ダート短距離路線で活躍必至。また注目株が出現です。

 同じく阪神7R芝1800m2歳1勝クラスを勝ったディープインパクト産駒エンスージアズムスローの瞬発力勝負になったので、相対的にこの馬に有利になりました。2着の同じくディープ産駒レイオブウォーターも同様


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