金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 オークス・平安S

2024-05-20 02:40:15 | 競馬

 まずは京都の平安S勝ったのは、ロゴタイプ産駒の4歳牡馬ミトノオー好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分1秒1と平均ペースに。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放します。馬場の外側からキズナ産駒ハピが猛然と追い上げてきますが、これにクビ差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分57秒4。2着ハピから1/2馬身差の3着には、2番手からホッコータルマエ産駒メイショウフンジン

 勝ったミトノオーは、JRA重賞初勝利すでに地方交流重賞を含めて常に上位に入る実績馬でありましたが、本番の帝王賞に向けて良い走りが出来たと思います。先手さえ取れれば、帝王賞でも面白い存在になると思います。

 2着ハピは、またしても惜しいレース。ダート重賞では2着3着ばかりで勝ちがありません。3着メイショウフンジンも地方の長距離重賞で2着3着が多いのですが、この馬にも重賞勝利の勲章がありません。両馬ともに、狙いはやはり地方の長距離重賞。狙い続けるしかありませんね。

 

 

 そしてGⅠ優駿牝馬=オークス勝ったのは、ハービンジャー産駒チェルヴィニア中団後方待機で脚を溜めます。競り合って逃げたショウナンマヌエラとヴィントシュテレの前半1000mのラップは57秒7と速い流れに。直線に入るとまず、残り400mのところでキズナ産駒クイーンズウォークが先頭に立ちますが、最内からエピファネイア産駒ステレンボッシュ、外からはチェルヴィニアの2頭が抜け出します。ゴール手前でチェルヴィニアが1/2馬身前に出て勝利。良の勝ちタイムは2分24秒0。2着ステレンボッシュから1馬身3/4差の3着には、後方から馬群を縫って追い込んだキズナ産駒ライトバック、クビ差の4着にクイーンズウォーク、ハナ差の5着にランスオブクイーン

 勝ったチェルヴィニアは、前走の桜花賞13着から大復活のオークス制覇となりました。しかも、直線では外から堂々と抜け出して、桜花賞馬を差し切っての勝利ですから、勝ち方も立派の一言。それにしても、ルメール騎手が乗るだけで馬がこうも変わるものでしょうか。

 2着のステレンボッシュも力を見せる内容でした。乗り替わった戸崎圭太騎手の騎乗も完璧だったと思います。今回は勝ち馬が強かったということ。3着のライトバックも自分のレースが出来たと思います。勝ち馬との差は、仕掛けてからの反応の鋭さの差。ここは秋の成長を待ちましょう。4着クイーンズウォークは、直線ではそのまま抜け出すかと思われましたが、思ったほど伸びず。桜花賞の時と同じで、これは地力の差か。

 秋に向けては、オークスの1~3着馬とアスコリピチェーノを加えた4頭による再戦が大変楽しみであります。この4頭の力の差は僅かに思えますので。

 

 


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