榎本博明さんの「記憶はウソをつく」というのを読んだことがある。
「記憶の再構成理論」というのがあって、
「記憶は出来事が起こった時点で固定されるのではなく、
後になって想起する時点で、
そのときの視点から再構成されるとみなすもの」とある。
「主観的な思いに記憶は左右される・・
想起というのは、オリジナルな経験をそのまま保存しておき、
思い出すときに、それをただ引き出すというような受動的な作業ではない。
想起するときの視点から、過去経験の素材の痕跡をもとに再構成するという、
きわめて能動的な作業なのだ。・・・」
こう言える根拠として、いろんな心理実験なども載っている。
前に書いた、過去を変えた話しもそういえばそういうことだ。
その時は心からやったことでも、
後で騙されたと思うと(相手は騙してはいないのに )
その時点で美しい思い出が悔しい思い出になる。
うん、これなんか全く記憶の再構成だね~。
思い出す時の自分の視点から構成されてる。