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映画、読書などのメモ

幻影師アイゼンハイム

2017-07-04 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★幻影師アイゼンハイム

光と影を繊細に妖艶に操り、19世紀末の世界都市ウイーンの雰囲気を充分に出していた。「自由」への道を歩みつつある時代を背景にしたラブストリーサスペンス。濃い陰影と揺らめく炎の光が印象的映像だった。

「幻影師」なんて、何処か古めかしく謎めいているが、この「世紀末ウイーン」だからこそ、イメージできる言葉である。当時、このイルージョンは人気があったらしい。物語では、そのカラクリを説明している部分があるが、映画ではCGを多用し、我々観客を迷宮の世界に導いてくれる。音楽も非常に幻惑的で、僕には心地よかった。

イルージョンやマジックというのは大好きで、Mr.マリックさんのイルージョンショウは数回見に行った。そして一緒にスプーン曲げもやった。そのスプーンは今も大切な宝物。あの興奮はテレビでは味わえない、生の刺激である。たぶん、当時の「幻影師」のショウは、僕らが想像する以上に刺激的なものだったに違いない。

「陰陽師」みたいな占い師?と、半信半疑で見に行ったが、期待以上の面白さと美しさ!僕には最後の最後は予測不可能である。全て騙された。

はじめから、全ては罠だったのか?
アイゼンハイムのイルージョンなのか?
ラストの部分は、警部の想像にすぎないのか?
我々観客をも引き込む映画イルージョンなのか?
警部のとても晴れやかな表情と輝く瞳を見ていたら、
見ている僕も晴れやかで心が広がる感じ。
ラストがいいと、全てが良くなる!。

 


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