天地公道(人生の処方箋)

私達人も天地自然に生かされて、
人力を尽くし、自分の運命を切り開きましょう!

12/6 [平戸50日大行、4月10日 満願。][汝等の霊は是れ神明 舎なればなり]

2018-12-06 20:01:56 | 沿革


平戸の悟りによって、大転換を遂げましたが、信者さんの中には、ショックのあまり、
御神尊様のもとを、離れていく人もでてきました。

変わることの難しさを、感じるところですが、
御神尊様には、それ以上に、在鮮時代の宗教家としての、あやまちを
命をかけて清算された、その心中を汲みとらねばなりません。

『人を泣かせ、苦しませていながら、罪なきがごとくに装い、さらに新たな罪を重ねていく』
『信仰によって、己が罪にきずいたら、素直にそれを認め、直ちに改め、償いの
道、人のために、寄り添う人生、徳積みの生涯を歩く』ことを教えられました。

加えて、法によって罪人を裁くとも、信仰するものは、
罪を憎んで人を憎まず、広い心で被害者、加害者を包み込んでいくことを諭されました。

ここに御神尊様の悟りの真髄が現れています。
だから、平戸の御行をお語りになる時は、絶句されることも、しばしばでした。

昭和51年の『古希の年』にあたり、西鉄グランドホテルで、宗教界の方々を集めて
盛大なパーティーが開かれました。私も、34才准教師時代、参加していました。
御神尊様は、ご挨拶の中で、平戸の御行にふれ、
千人もの人が、ひしめく会場で、人目もはばからず、声をあげて泣かれるお姿を
忘れることはできません。

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12/5 [平戸50日大行][捨て身の行]

2018-12-06 19:53:37 | 沿革


夜陰の吹雪まじりの、烈風も収まり、東の空がしらじらとあけ染めるころ、
御神尊様は、簀の子(スノコ)のうえに、仁王立ちされ、お叫びになられました。

『神にお許しいただいたあ!』命の祈りは、神をも動かし、天をも動かしました。
[神を遠きに求むることなかれただ、己が心中に神を求めよ汝等の霊はこれ神明の舎なればなり]

満願を迎えて、御神尊様のお言葉は、
『神さんはおらんとばい、神さんは心の中におらすとばい』
方言丸出しの言葉に、150人からなるお迎えの信者は、訳がわからなくなりました。

行に入るまでは弁財天を拝み、御神尊様の霊能力、お話と、祈祷で助けられていました。
神頼み、他力本願でした。

平戸までの、15年に及ぶ行から行、臨床実験の中から、
すでに、[心と生活]に、運命の本源があることを、お掴みでした。
しかし、なかなか、旧態信仰 祈念祈祷から、離れることはできませんでした。

御神尊様は、それまでの祈祷や霊能力に依存する、他力本願の救いから、
教えによる自力の救いへと大きく舵を切ったのです。

偉大なる平戸の悟り
[心は運命の製造者にして生活は運命の製造所なり]

宗教史上、不滅の大真理をもって、真実の救いの道は開かれました。

こうして今の道は発祥したのです。




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12/4 [平戸50日大行]4日目

2018-12-06 10:59:57 | 沿革


とうとう、懺悔のあまりいたたまれず、自ら宗教者としての資格を神に問うべく、『すて身の行』を決意されたのです。

行場から少しくだったところに松の巨木が4・5本あり、
その中から、2メートルまわりの、高さ10メートルを選びました。
その松は、崖の途中から幹と枝おを伸ばしています。
そこに、ハシゴをかけて頑丈な枝に、簀の子(スノコ)をかけて、
座れるようにしました。

行庵を作られたひとり、森田龍さんは、小西一平さんの家で
御神尊様は、発表されたと語られています。

しかも、地元の町内役員会は、戦時体制の非常事態、
受け入れを否決されました。そこを説得したのが、山主の北村国夫さん。
多くの人が先生に助けられたことを、熱意を込めて説得されました。

さて、森田、中里、北村さんの語られたのは、とにかく寒さに加え、雪が降りしきる中で、
ついに、[捨て身の行]は行われました。
しかも徹夜の行、松の根方には、昼となく夜となく毛布を持ちよって、厚く重ね『いつ落ち
るか、いつおちてくるか』15・6人の信者が心配のあまりつめきりで、下からお祈りを
していました。するといつのまにか、静寂の時間が訪れ、一同緊張の瞬間。

『エーイ、オンケン、バリケンソワカ。オンシラギニ、ソワカ。オンソワ、ソバテイエイ、ソワカ』

大般若経の経文が、樹上より降ってくるのです。
その声の響きで、『あ!起きておられる。よかった』と、
3日間はその繰り返しでした。

その間、風と雪が舞い、過酷なこと。
今の私たちには、想像もできません。
今朝は、ここまで!




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