繁華街からはずれた、この小さな私設の美術館は、私のお気に入りの場所。
相変わらず、区切りのないフロアーは空調の音が響いている。
皮の年期の入ったソファーは、今回は壁につけてある。ガラスの中の絵を覗き込みなら、私はガラスに映りこむ自分の目を見つめていた。
あなたを誘わなくてよかった。地元出身の新進気鋭の美人日本画家の展示会。ポスターに刷り込まれている絵は、美しくもありグロテスクでもあった。いつ . . . 本文を読む
昨日、はじめて一人でスパゲティを作った下の娘、携帯を開いて、ミクシィのコミュニティの簡単料理?のレシピを見ながらはじめた。
鍋のありか、大きさ、ボールの大きさひとつひとつを私に尋ねる。
ボールに明太子をほぐし始める娘。
「あのね、そういうことする前にスパゲティを茹でるお湯を沸かすのよ。」
『へぇ~~、ママ頭いいねぇ。なるほど』
小さい行平に半分以下の水を沸かそうとする。
教えなかった、手伝わせ . . . 本文を読む