何を感じさせてしまったのだろう。
何もこわすつもりもなく、
何を傷ついてしまったのだろう。
一人芝居だったのか。
ひとつひとつ確認したつもりだったのに。
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気がつくと、携帯を握り締めて寝ている。
来るはずのない
『おやすみ』
をまだ待っているのだろうか
その人ではない
ただ
『おやすみ』
がほしいだけ
誰でも良かったのだろう
馬鹿みたいな自分
無理して、できない恋の真似事して
まるで何も知らない小娘みたいに
泣きながら眠ってしまった。
そのことに気がついた朝
戸惑いは動揺にかわる . . . 本文を読む