写真を趣味にするようになってからどれくらいの時がたっただろう?
ある時期には、写真店を運営し、いろいろな人が撮つしてくる写真処理をした時期もあった。この時には、写真を趣味にする人の何倍何十倍もの写真を目にし、見てきた。親しい友には、処理をする人間が、自分で風景などを撮つすようになると良い影響を与えないから止めたほうがいいよ!との忠告も受けた。「でも、自分で撮つさない人間が、他の人の気持ちなど解るはずがない!」と風景写真撮影を続けてきた。
自分で撮つして、自分で処理する。もちろん、当時は、ネガフィルムを多用した。(リバーサルフィルムの現像・プリントは、現像所でないと処理が難しかったため)このときの習慣で、三脚・レリーズの使用とともに、35mmフィルムなんて小さいサイズのフィルムを使うのだから、 トリミングなどしなくても良い構図の写真を撮つすことに決めた(トリミングしなければならないような写真は、ボツにした。)。そのときの習慣は、デジタル写真になっても変わっていない。
昨日、来年の2月に開催する写真展への出展者の集まりがあった。写真経験も長くある会の支部長や地元では有名なクラブに所属している人もいるクラブなのに、平気で トリミング をすることを今回改めて知った。こんなことぐらい当然知っていると思ったのに。
あとは ため息と嘆きが残っただけ。本当に情けない!
まてよ!今回の写真展は、半切の大きさで、バックシートを張って展示することになっているが、先日名古屋で見た300人展(地元では結構名が売れている写真展だ!)でも、全紙の大きさでバックシートを使っていないので、写真が湿気を帯びて ベコベコになっていたっけ!さらには、ネット上の写真コンテストなんて、A5サイズ程度しかないのだから、元写真をどんなにトリミングしても、選者は分からないわけだ!(ノートリミングで出展している写真なんてあるのだろうか?)審査員と称する人たちは、どのように考えているのだろう?
せいぜいネット上での見栄えさえ良ければ、多少ブレていよううが、ピントが甘くてA4サイズまで伸ばすことができようができまいが関係なし、こんな風潮が影響しているのかなー?
「何をどのようにしようと、その人の勝手。とやかく言うことではない!」と今の世の中こんな考え方が支配していることは十分承知しているつもり。でも、やっぱり嘆きたくなる! こんな考え方まちがっているのかなー?
こんな写真でも、シャッターを押す前に構図を考え、慎重に押しているつもり。そんな考え方、はやらないよ!という声が聞こえてくるようです。