美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

○○の都パリ

2009-09-17 17:14:26 | Weblog

 

○○の都パリ

 

久しぶりの休みを利用してフランスにン行ってきました。フランスといえば花の都パリ。歴史と芸術の中心として、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム寺院、ルーブル美術館など観光名地だけではなく、街並み自体が 訪れる人々を魅了する場所であることは 間違いないでしょう。日本、韓国など戦後 経済的には発展を遂げたアジア諸国や 超大国であるアメリカでさえ、ヨーロッパに対して抱く ある意味コンプレックスは、致し方ないとも感じます。

 

ただ、今回パリに何度か訪れたという人の話を聞くと、ここ数年 スリ、置き引き、窃盗などの軽犯罪が急激に増加したとのことです。観光地にスリはつき物と言っても、パリでのこのような治安悪化の原因は、アルジェリアなどアフリカ諸国やアラブ系移民の受け入れと関連があるようです。欧州諸国の共通の問題である少子高齢化による労働人口の確保のため、始めた移民政策ですが、不況に伴い、真っ先に解雇の対象になるのも彼らであり、職を求めたデモ行進は、私の滞在中も遭遇しました。2006年に 移民の選別、つまり技術者を優遇し、国家の利益に伴わない場合は入国を制限する法案を掲げた当時内相のサルコジ氏が 国民の支持を受けたのもこういった背景があったからでしょうか。一時 治安の悪さで欧州有数であったスペインが、2年前からの移民規制で急速に犯罪件数が減少した事実も、知りつつも、一部特権階級から民衆の為の国を目指し、市民革命を成功させ、自由、平等、博愛を掲げた三色国旗のフランスならではのジレンマがあるかも知れません。

 

社会内部にある問題は別として、パリの世界的ブランド価値は衰えません。パリ中心からやや離れたビル街では、世界の有名企業の看板が見られました。特に 目に付くのが 日本と韓国の会社です。最もブランド好きな国の証明でしょう。

 

 

アジアン美容クリニック

 

 

 

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