美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

糖尿病6

2008-02-12 10:35:03 | 医学用語集
糖尿病予備軍:
食後の血糖値が一時的に高くなることがある、糖尿病の遺伝的素因がある場合などを指す。正式な定義はなく、境界型糖尿病と同義で使われることもある

インスリン:
膵臓から分泌されるホルモン。エネルギー減となる血液中のブドウ糖を細胞内に取り込む時の橋渡し役を担っている。糖尿病ではインスリンの量が不足するか、インスリンへの感受性が低下しているためにブドウ糖を細胞内に取り込みにくくなる(インスリン抵抗性)。
インスリン抵抗性などにより血中のインスリンの濃度が上がることを高インスリン血症といい、脂肪の分解が抑制され肥満になり易くなる。また、高脂血症や高血圧などとも関係しているとされる。


高インスリン血症:
糖尿病によるインスリン抵抗性などにより血液中のインスリン濃度が高くなった状態。インスリンが多くなると脂肪の分解が抑制され、脂肪の合成が亢進するために肥満になり易いと言われる。
高脂血症や高血圧との関連も指摘されている。
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糖尿病5

2008-02-12 10:32:22 | 医学用語集
境界型糖尿病 :
正常値ではないが糖尿病でもない血糖値の状況を指す。
食後血糖値・・・140以上200未満
食前血糖値・・・110以上126未満
境界型糖尿病であっても動脈硬化のリスクは高まるといわれる。糖尿病予備軍とも言われる。


小児糖尿病:
主に遺伝的な自己免疫異常により膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が破壊されインスリンを生産できなくなることによる。1型糖尿病に分類されるが、特に子供の時に起こるケースが多く、小児糖尿病と言われる。


糖尿病:
【原因】
膵臓で作られるインスリンというホルモンの量の低下、もしくはインスリンに対する細胞の反応性の低下(インスリン抵抗性)によって、血液中の糖が消費されにくくなる病気。耐糖能障害。膵臓のランゲルハンス島が激しい炎症をおこしインスリン生産能力のなくなった1型糖尿病、インスリンの不足や抵抗性のある2 型糖尿病に分けられる。
【症状】
糖尿病の始まりは、血液中のブドウ糖が消費されにくい為に血糖値が上昇する境界型糖尿病(耐糖能異常)である。自覚症状は殆どないために放置していると、血糖値がますます高くなり糖尿病となる。(食後血糖値200以上、食前126以上:正常値は食後140未満、食前110未満)
糖尿病が進行すると、失明につながる糖尿病性網膜症、人工透析が必要となる糖尿病性腎症、神経障害がでる糖尿病性神経症、足先などが壊死する足壊疽といった合併症が発症するため、自覚症状の少ないうちから適切な治療を行うことが必要である。
【治療・対策】
合併症を予防する為には、直接の原因となる高血糖を改善させることが第一である。食事療法や運動療法で改善されることもあるが、インスリンの補給により血糖値を下げることが最も重要である。
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ホルモン・内分泌疾患(内科)26

2008-02-10 10:41:20 | 医学用語集
副腎皮質ホルモン剤:

皮膚につける薬品のうち、炎症止めとして効果があるものを副腎皮質ホルモン剤という。副腎皮質ホルモンにはヒドロコルチゾン、デキサメサゾン、プレドニゾロンなど多種多様な薬品がある。


慢性甲状腺炎(橋本病):
【原因】
自己免疫異常により甲状腺組織が破壊され甲状腺ホルモンの分泌が低下すること。甲状腺機能低下症の代表的疾患。橋本策先生が発見したのでこの名前が付いた。
【症状】
甲状腺ホルモンの低下により、新陳代謝の低下、低体温、知能・思考力の低下、成長障害、眠気、無気力、脱毛、食欲低下、便秘などの症状が見られる。
【治療・対策】
橋本病でも甲状腺の機能に異常がなければ治療は必要でない。甲状腺機能の低下が見られる場合には、甲状腺ホルモン(サイロキシン)の服用が必要である。一部でヨードが甲状腺機能低下に効果があると言われているが、多量のヨードは甲状腺機能を抑制させることが分かっている。【原因】
自己免疫異常により甲状腺組織が破壊され甲状腺ホルモンの分泌が低下すること。甲状腺機能低下症の代表的疾患。橋本策先生が発見したのでこの名前が付いた。
【症状】
甲状腺ホルモンの低下により、新陳代謝の低下、低体温、知能・思考力の低下、成長障害、眠気、無気力、脱毛、食欲低下、便秘などの症状が見られる。
【治療・対策】
橋本病でも甲状腺の機能に異常がなければ治療は必要でない。甲状腺機能の低下が見られる場合には、甲状腺ホルモン(サイロキシン)の服用が必要である。一部でヨードが甲状腺機能低下に効果があると言われているが、多量のヨードは甲状腺機能を抑制させることが分かっている。


1型糖尿病 :
膵臓のランゲルハンス島が激しい炎症をおこしインスリンの分泌能力がなくなることで生じる糖尿病。自己免疫異常が関係しているとされ、1型糖尿病患者の多くは遺伝的な素因を持っており、若年時に発症する。
1型糖尿病患者はインスリンを外部から補給をしなければ血糖値を下げることが出来ないので、インスリン治療が必要である。血糖値のコントロールが出来なければ、合併症が進行し失明や透析、神経症などを引き起こす。
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ホルモン・内分泌疾患(内科)25

2008-02-10 10:37:57 | 医学用語集
バセドウ病
【原因】
自己免疫異常によって甲状腺機能が亢進する病気。甲状腺刺激ホルモンと自己抗体が結合することで甲状腺を刺激し過剰のホルモンが分泌されてしまうことで起こる。
遺伝的な素因に加えて、過労、ストレス、出産、外傷などが関係しているといわれる。
【症状】
代謝が過度になり、エネルギー消費量の増加による体重減少、下痢、不整脈、呼吸困難、精神不安定、昏睡などの症状が見られることがある。眼球の前方突出や瞼の腫れが見られることもある。
【治療・対策】
治療としては抗甲状腺薬の服用で改善するが、外科的手術、放射線治療などの選択肢もある。
過労やストレスなどの環境を改善させることも大切である。


副腎腫瘍:
【原因】
副腎腫瘍とは副腎に腫瘍ができること。
【症状】
腫瘍形成と同時に、副腎から分泌されるホルモンが過剰に産生され、高血圧や代謝の異常などの症状をもたらす。
【治療・対策】
手術による腫瘍の摘出


副腎皮質刺激ホルモン(ACTH):
ACTHは、副腎皮質刺激ホルモンとも呼ばれ、副腎に作用してコルチゾールや副腎アンドロゲン(男性ホルモン)の産生を促す働きをするホルモンである。また、皮膚の色素を決定する機能を持ち、分泌が低下すると、本来色素が沈着している部分が薄くなる。
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ホルモン・内分泌疾患(内科)24

2008-02-09 10:32:00 | 医学用語集
肢端肥大症:
【原因】
下垂体にある成長ホルモン分泌細胞が腫瘍をつくり成長ホルモンが過剰に分泌されるため。
【症状】
四肢末端が肥大化する。指、足が太くなる。
【治療・対策】 
原則的に腫瘍を摘出する。内科的治療法としては、成長ホルモンの分泌を抑制するブロモクリプチンを服用する。


女性化乳房:
【原因】
女性ホルモンの比率が男性ホルモンの比率を上回るため。重要ホルモンとして、女性ホルモンにはエストロゲンが、男性ホルモンにはテストステロンが含まれているいるが、テストステロンの増減に応じてエストロゲンが反応してエストロゲンの含有率を増やすというメカニズムが構築されている。
【症状】
男性に乳腺の肥大化が生じる。乳房肥大かに伴う、胸の痛み。
【治療・対策】
痛みが強く、精神的な問題が発生する場合には、エストロゲンの分泌を抑制する薬剤を服用する。




性早熟症:
【原因】
男性では9歳から10歳にかけて、女性では8歳から9歳にかけて通常より早く、下垂体からのゴナドトロピンの分泌が徐々に増加していくため。
【症状】
この時期から、男性の場合はペニスの発育、腋毛、陰毛、ひげや声変わりが出現する。女性の場合は、乳房の発育、陰毛、初潮が観察される。
【治療・対策】
思春期まで、ゴナドトロビンの分泌を抑制するために、GnRH誘導体を投与する。
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ホルモン・内分泌疾患(内科)23

2008-02-09 10:25:37 | 医学用語集
副腎皮質ステロイド:
副腎皮質ステロイドとは、副腎皮質から分泌されるホルモンのことで、アルドステロンやコルチゾール、アンドロゲンなどのことをさす。


末端肥大症:
【原因】
下垂体にある成長ホルモン分泌細胞が腫瘍をつくり成長ホルモンが過剰に分泌されるため。
【症状】
四肢末端が肥大化する。指、足が太くなる。
【治療・対策】 
原則的に腫瘍を摘出する。内科的治療法としては、成長ホルモンの分泌を抑制するブロモクリプチンを服用する


思春期早発症:
【原因】
男性では9歳から10歳にかけて、女性では8歳から9歳にかけて通常より早く、下垂体からのゴナドトロピンの分泌が徐々に増加していくため。
【症状】
この時期から、男性の場合はペニスの発育、腋毛、陰毛、ひげや声変わりが出現する。女性の場合は、乳房の発育、陰毛、初潮が観察される。
【治療・対策】
思春期まで、ゴナドトロビンの分泌を抑制するために、GnRH誘導体を
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ホルモン・内分泌疾患(内科)22

2008-02-08 11:43:56 | 医学用語集
橋本病:
【原因】
自己免疫異常により甲状腺組織が破壊され甲状腺ホルモンの分泌が低下すること。甲状腺機能低下症の代表的疾患。橋本策先生が発見したのでこの名前が付いた。
【症状】
甲状腺ホルモンの低下により、新陳代謝の低下、低体温、知能・思考力の低下、成長障害、眠気、無気力、脱毛、食欲低下、便秘などの症状が見られる。
【治療・対策】
橋本病でも甲状腺の機能に異常がなければ治療は必要でない。甲状腺機能の低下が見られる場合には、甲状腺ホルモン(サイロキシン)の服用が必要である。一部でヨードが甲状腺機能低下に効果があると言われているが、多量のヨードは甲状腺機能を抑制させることが分かっている。


副甲状腺機能亢進症:
【原因】
副甲状腺に良性的な腫瘍ができることにより、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて、結果的に血中のカルシウム濃度が上昇するため。
【症状】
疲労感を感じやすくなる、口渇、吐き気、腹痛、便秘など.
【治療・対策】
血中のカルシウム濃度に応じて、外的治療による腫瘍を摘出する。


副腎皮質:
副腎皮質とは、副腎の外側にあり、副腎を包むようにして存在する皮質のことで、球状層、索状層、網状層の三つに分かれている。球状層では、主にアルドステロン、索状層ではコルチゾール、網状層ではアンドロゲンがそれぞれ分泌される。
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ホルモン・内分泌疾患(内科)21

2008-02-08 11:41:31 | 医学用語集
自己免疫性甲状腺炎:
【原因】
甲状腺内に入り込んだリンパ球が、炎症をおこすことにより甲状腺組織を破壊し、甲状腺ホルモンの合成が不可能な状態になるため。
【症状】
甲状腺に腫れがみられる。そのほかに、体重増加、無気力傾向に陥り、疲れやすくなる。
【治療・対策】
機能低下に陥る前に定期的な医師によるチェックが必要。機能低下が確認されれば、甲状腺ホルモンを積極的に補給する。


腎性貧血:
【原因】
腎臓から分泌される、赤血球の産生を促進させ、成熟させる働きのあるエリスロポエチンというホルモンが、腎機能低下により、分泌されなくなるため。
【症状】
疲れやすい、息切れ、動悸、めまい、頭痛、顔色が悪いなど。
【治療・対策】 
赤血球を通常通り産生させるために、良質の蛋白質、ビタミンB12、葉酸、鉄分などをしっかり摂取する。

TSH(甲状腺刺激ホルモン:
甲状腺刺激ホルモンとは、下垂体後葉から分泌され、甲状腺ホルモンを刺激するホルモンのことである。
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ホルモン・内分泌疾患(内科)20

2008-02-05 10:33:57 | 医学用語集
抗利尿ホルモン:
抗利尿ホルモンとは、下垂体後葉から分泌されるホルモンのことで、腎臓に作用し、ホルモンの分泌によって水分の吸収、放出を調整する機能をもつホルモンのことである。抗利尿ホルモンはからだの浸透圧が増加すると分泌が促され、逆に低下すると分泌が抑制される。


コルチゾール:
コルチゾールとは、副腎皮質刺激ホルモンによってその産生を刺激される生命維持に不可欠なホルモンのことである。コルチゾールは主に、肝臓でのグリコーゲンを合成させ、また脂肪代謝や血圧保持、免疫抑制にも働く。



視床下部:
視床下部とは、脳の第三脳室と呼ばれる部屋の底部に位置し、主に体温調節や食欲調節、飲水調節、さらには自律神経機能調節をおこなう部位にことである。また重要なホルモン分泌の源泉となり、ここでは視床下部ホルモンが生成される。
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ホルモン・内分泌疾患(内科)19

2008-02-05 10:31:38 | 医学用語集
ケトアシドーシス:
【原因】
ケトアシドーシスとは、ブドウ糖の代替である脂肪の副産物から生ずる糖尿病の合併症のことである。ブドウ糖が、インスリンの不足により燃料として機能しない場合に、脂肪を用いるが、それによるケトンという副産物で血糖値が上昇する。
【症状】
頻尿、疲労、嘔吐、頭痛、腹痛、血圧低下、月経症とさまざま。
【治療・対策】
インスリンの投与と水分補給。


甲状腺:
【部位・構造】
甲状腺は喉仏の下にあり、蝶が羽を広げたような形状をしている組織である。正常な甲状腺は柔らかく、大きさは通常、縦4センチ厚さ1センチ、重さは15グラム程度である。
【役割】
体の成長や代謝を調整する甲状腺ホルモンを合成・貯蔵し、血液中に分泌する役割を持っている。
間脳の視床下部・脳下垂体からの甲状腺刺激ホルモン(TSH)により血液中の甲状腺ホルモン量が適度に保たれている。



甲状腺刺激ホルモン:
甲状腺刺激ホルモンとは、下垂体後葉から分泌され、甲状腺ホルモンを刺激するホルモンのことである。
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