さいきんてあのね

がまぐちの空空商會朝来のだらりな日々書いてます。
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夏休みの想い出

2006年08月26日 | Weblog
夏休みといえばあたしにとっては「流しそうめん」なのでした。

小学校の頃、ひいおばあちゃんがまだ元気で新潟のひいおばあちゃんのおうちに母と母兄弟や、その子供、(つまり従姉妹たち)と一緒に遊びに行きました。
生まれてから東京とはいえ、ちょっとした田舎の方にすんでいたと自分で思っていたにもかかわらず、想像以上の田舎で☆ヾ(≧▽≦)o
テレビでみるような一面の畑とかビルのみえない景色とか電車だけで移動できない土地とかを初めて知りました。

ひいおばあちゃんとその近くに親戚がすんでいて、学校の先生をしてるという叔父さんがなんとなく怖くてあんまり近寄りたくなかった。
でも叔父さんは子供達をつれて近くの川でわかさぎつりをしてくれました。
餌はちゃんと自分達でとったミミズだった。うちのまわりにいたやつだった。
生まれてはじめて魚釣りをしたのがこのとき。

その夕方、わざわざ叔父さんは竹を切っておおきいひいおばあちゃんのうちの広い縁側に流しそうめんの準備をしてくれた。
つったワカサギはそのまま天ぷらにしてくれた。
生まれて初めて自分でつった魚を料理して食べたし、生まれて初めて流しそうめんをした。子供はみんな大騒ぎで楽しくて
周りに家がないもんだから近所迷惑にもならない。
ほとんど放し飼いな犬と猫がうろうろしてる程度でのどかな田舎の一日をすごした
夜は真っ暗になってからみんなで外にでて、満天の星をみあげた。
ふってくるような、何座があるのかなんてぜんぜんわかんないくらい星がいっぱいで、それと同時に周りの竹林とか周囲がほんとに真っ暗なことが怖かった。

広いおうちの奥の間にいる鎧がなんとも怖かった。夜にトイレなんていけなかった。
いつもの毎日と全然違うものがありました。

ひいおばあちゃんの処に行ったのはそれが最初で最後。
田舎ですごしたのもそれだけ。
だけど未だに夏休みというと思い出すのはこのエピソードです。
プールいったり旅行したりいろいろしてるのに。

大人になってから母からきいたこと。
教師だった叔父が子供達の思い出に残る都会じゃ経験できない事をいっぱい経験させようと全部準備してくれてたこと。
わかさぎなんてちっちゃい魚を天ぷらにするのは面倒だと奥さんがぐちったときに「それがもてなしというものだ」って怒ったこと。
母は、教育者っていうのはすごいものだと思ったそうです。

あたしは教育者でもないし、こんなすごいことはできない。
でも何かをしてあげるときに思い出に残る一つをつくってあげたいなと思ったのもこの経験がベースになってる。
そう思ったら叔父さんはほんとにすごい人だったなと思います。
そういう大人になりたいです。

 

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