お久し振りです、ナツメです!
この度武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科と多摩美術大学のグラフィックデザイン学科に無事合格しました。
これまで受験で合格された皆さんのブログは先生方が書かれていたので、なんて書いてもらえるんだろうと内心ワクワクしていたのですが、まさかの自分で書くことになりました。無念です。
さて、約一年半、ミオスでの修行期間も含めるとおよそ二年という長いようで一瞬だった受験生期間ですが、振り返ってみると技術面だけでなく人間としても成長できた良い機会だったので、今回少しだけご紹介します。
美術予備校では、生徒が作った作品について先生方が一枚一枚全員の前で評する講評会というものがあります。私の通っていた予備校では基本的には一週間に一度、受験が近くなってくるとほぼ毎日の頻度で行われていました。
座席が来た順だったので、前方の作品がよく見える席をとるために大体の人が授業開始より1時間ほど早めに予備校に来ている中で、私は一番前の真ん中の席を死守するために2時間前から待機するのが常でした。
しかし着くのが早すぎたある日、「熱意があることと熱心なことは違うからね」と予備校の所長に叱られました。受験期の中でも特に印象に残っていて、ただがむしゃらに進むのではなく報われるような努力の仕方をしようと考えさせられた言葉です。心配性なので結局2時間前に着くのは最後まで変えませんでしたが、努力の姿勢を大きく変えることができたのが、絵の技術に並び大きく成長できた点です。
少し話が逸れますが、講評でボロクソ言われた時など心が粉々でどうしても辛くなった時などはミオスに作品を持ち込みました。予備校とはまた別の視点から粉々にしてもらえたので、むしろしっかり立ち直ることができ、また存在自体が心の支えになっていました。皆さんも何かに挑戦する時は心の支えになる存在を作っておくと勇気づけらるかもしれません。
参考になるのかならないのかわからないような話になってしまいましたが、本当に忙しくてとても辛くて、それが楽しい期間でした。
大学生活ではデザインに止まらず学べることを最大限学び、影響力のあるグラフィックデザインができるよう励みます!