目玉を丸洗いしたいくらい痒いです、一平です!本日は学生達のデッサンをご紹介します。
先日美術系の高校を受験した学生達のデッサンをご紹介しましたが、今日見ていくのは中1と高1の作品です。
中1のデッサン 左 日菜子 / 右 こころ
まず最初は中1の2枚、先輩達に負けない描き込み量で「上手くなりたい!」という意欲をモリモリ感じますね。まだ入会して日も浅いですが目に見えるものは全部描き切ろうという勢いを感じます。色が濃いものはしっかりと濃く描き、モチーフに映り込むような現象面もしっかりと追えています。パワー全開で見ていて気持ちが良い!中1のこの時期はやり過ぎなくらい描き込んで欲しい派の僕としてはとても嬉しいです。足し算(とにかく描きまくる意識)をマスターしておけば引き算(描くところとあえて描かないところのバランス感覚)も学びやすいですからね!
高1のデッサン 左 璃 / 右 朋
続いては高1の2枚、こちらの2人もまだ入会して間もないですが全てを描き切ろうとする後輩たちに比べると、色の差や素材感の違いで絵を魅せようという工夫を感じます。色の濃い瓶と色が薄い果物、透明のグラスと色、素材、大きさ全てが異なるモチーフを丁寧に描写しており、中学生達とはまた違う魅力があります。もちろん沢山描いて経験値を貯めようという部分も、グラスや瓶の映り込みなどから感じられ、決して手を抜いているようには見えません。こちらも沢山描く部分とあえて描かない部分のバランスを学んでいくと、より良くなっていきます!
中高生どちらの作品もまだ拙い部分もありますが、見えたものをそのまま描写しているとても素直で良いデッサンです。描けば描くほど上手くなっていくのがデッサン、水彩や油絵を描くときにもそのスキルは役に立ちます。みんなこのままの調子で上手くなられたら2年後が恐ろしいですね!