天気が変わりやすいので洗濯物を外に干すたびヒヤヒヤしています、ホノカです!
今回は学生クラスで制作した粘土をご紹介します!学生クラスでは小学生クラスの見本として、また9種類もの粘土(値段も100円から800円まで)の中でどのメーカーのものが小学生に使いやすいか調べる為、粘土制作をしてもらっていましたが、ようやく出来上がりました!関連記事はこちら
途中学期末テストでお休みする子が多かったせいもありますが、1月から作り始めて約2ヶ月も費やし制作するとは!
左上から 桃花 高1 / 愛 高1 / 操希 中3
下段 梢 中1 / 愛美 中1
まずは凛々しさと丸みのある可愛らしさが共存する桃花の作品です。まず最初にその完成度の高さに驚きます!本人はかなりの猫好きなので、とても丁寧に目の虹彩や毛の模様が描き込んであり、全身を覆う毛足の長い毛も表現がリアルでいつも見ている猫への愛がうかがえます。さらにこちらもキメラ生物なのでよく見る猫にはない羽が付いています!羽の先にかけて水色やオレンジっぽい色が使われていることで本当に飛べそうなくらい軽やかで一瞬でファンタジーの世界にいるような気持ちになってしまいますね。
次は一見して岩?ドーナツ?と謎が謎を呼ぶ愛の作品です。左半分の形や色が何とはなしにドーナツのように見えますが実はこちらがしっぽの方。頭は右下にあり鳥のようにキリリと鋭い瞳が覗きます。遠くから見ている獲物に岩に擬態していて近づいたらそのシャープな目線でしっかりターゲットを見据える。そんな狩猟風景もありありと浮かびます。また、体はコブラのように横に膨らんでいたりゴツゴツして鉱石が採れそうな硬さがあったりとにかく強い!強い動物の代名詞といえばドラゴンなどですがそれを覆す様な体の重厚感と目線!数年後にはこのキメラが天下を取っているかもしれませんね....
攻撃だけが強さではありません。守りを固めることも強さの一つ!次は操希の作品です。まず基本として亀の甲羅をしっかりと作り上げており、その表面の滑らかさはどんな攻撃も弾いてしまうほどつるんとしています。また甲羅だけがそこにあることで中は本当に見慣れた亀なのか、はたまた全く違う生物なのか、そもそもこの甲羅に中身なんてあるのか...色々と想像をさせてくれる面白さがありますね。シンプルでありがならも地味に感じないのは均整の取れた形やそういった面白みがあるからではないでしょうか。
そして次にご紹介するのはなんともおいしい欲に忠実に作られた梢の作品です。お寿司にドーナツエトセトラ...たくさんある作品はどれも美味しいものばかり。特にマグロの筋やホットケーキに乗っているバターのとろける感じには食べ物たちの魅力がたっぷり詰まっていてどう?食べたくなるでしょう?と言わんばかりです。美味しそうな色は濁ってしまいがちで意外と作るのが難しいのですがどれも丁寧に作り上げられていますね。この魅力に奥に佇む真っ赤な彼も惹きつけられたのかもしれないです。
最後は愛美の作品。遊園地のメインマスコットみたいに可愛らしい2頭身の恐竜です。低い頭身のものはいかに頭と体のバランスが上手く取れるかによって完成が全く異なってきますが、本人もそこにこだわり着ぐるみのような愛らしさが生まれました。また小さいながらも口の中や目などの細かいパーツもしっかり作り込まれていることで見応えのある作品になっています。色選びも少し大人っぽくなりがちな寒色を使っていますが彩度が高めなものにする事でポップさを失うことなく全体の印象を作り上げています。
小学生の自由なキメラとはまた違って落ち着いた印象を受ける学生クラスの作品はいかがでしょうか。技術が身に付いてくることでどんどん自身の思い描くものを作れるようになってきていると思いますが、その調子で時々立体にも挑戦して平面だけでは表せない雰囲気作りも楽しんでみてくださいね!