安らぎの家間近なり女郎花
やすらぎのいえまぢかなりあみなえし
秋の野に煌びやかなりお日様も一目おける女郎花かな
あきののにきらびやかなりおひさまもいちもくおけるおみなえしかな
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オミナエシ(女郎花)は秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれている。
別名は、敗醤(はいしょう)ともいう。
和名の由来は、同属で姿がよく似ている白花のオトコエシ(男郎花)に対する「女郎花」で、全体にやさしい感じがするところから名付けられたとされる。
「オミナエシ」の読みの語源はよくわかっていないが、一説には「エシ」は「圧し(へし)」であり、花の姿の美しさは美女を圧倒するという意味だとする説がある。
漢字で「女郎花」と書くが、これは漢名ではなく、日本では「敗醤」を当てていた。花を室内に挿しておくと、やがて醬油の腐敗したような匂いになっていくことに由来する。
別名を、オミナメシや、チメグサともいう。
沖縄をのぞく日本全土および、中国から東シベリアにかけて分布している。
日当たりの良い山野の草地や林縁に自生している。
近年では数が減りつつあり、人里近くで野生のものを見かけることは少なくなっている。
日本では万葉の昔から愛好され、前栽、切花などに用いられてきた。漢方にも用いられる。
日当たりの良い肥沃地を好み、土地が痩せていたり、日陰は生育不良で、花も貧弱になり根も肥大しないが、古株のわきに新苗ができるため、これを株分けして肥培する。
奈良時代に編纂された『万葉集』に山上憶良が詠んだ秋の七草に登場する。
「萩の花尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」(万葉集・巻八 1538)である。
また、作者不詳で「手に取れば袖さへにほふ女郎花この白露に散らまく惜しも」(万葉集・巻十 2115)とも詠まれている。
平安時代の紫式部『源氏物語』では歌の言葉、前栽の花や襲色目の名として何箇所にも出てくる。
「女郎花しほるゝ野辺をいづことて一夜ばかりの宿を借りけむ」(夕霧の巻)
「霧ふかきあしたの原のをみなへし心をよせて見る人ぞ見る」(総角の巻)
「ほど近き法の御山をたのみたる女郎花かと見ゆるなりけれ 晶子」(与謝野晶子の『源氏物語』訳「手習」より)
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女郎花は「Fuchi colo chise」に行く途中の畑の土手にたくさん咲いています。
秋の七草を五七五にすると「萩 桔梗 葛 藤袴 女郎花 尾花 撫子 秋の七草
秋の七草は、すべて“花で、ススキも花の一種で、姿を愛でて、過ごしやすい季節の到来を喜ぶものです。
北海道はすでに秋の風情です、天気のいい日に自然の中へ出かけてみませんか?きっと身近に秋の七草があるはずです!
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大型で非常に強い台風11号の速度は遅いです。
日本本土への上陸はなさそうですが、九州では、これから風が強まり、5日夜には暴風域に入りそうです。
5日に予想される最大瞬間風速は、九州で35メートル。
6日は、九州北部で40メートル~60メートルと、一部の家屋が倒壊するおそれもあるような猛烈な風が吹くおそれがあります。
また、台風の北上に伴い、西日本~東日本でも、大雨となる所がありそうです。
5日夕方までに予想される雨の量は九州南部と四国で180ミリ、東海で150ミリなどとなっています。
さらに、6日夕方にかけて、四国で300ミリ~400ミリ、九州で200ミリ~300ミリと、雨量がさらに増えそうです。
今後は西日本などでも暴風や高波、大雨などに厳重な警戒が必要です。
沖縄はあと三日はお日様が見られないようです。
網走は5日は朝まで晴、6日は午後から晴、7日はほぼ一日中晴の予報です。