もこにゃんとばあば

もこにゃん もうすぐ八才(2015年生れ)
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十五夜

2022-09-10 05:12:16 | 俳句・短歌

今日の月一円玉の天気とふ

きょうのつきいちえんだまのてんきとふ

十五夜は崩れぬ天気に守られて今年の名月空に満ち満ち

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十五夜は、秋の夜空に浮かぶきれいなお月さまを眺める、お月見の日ですね。

昔は月の満ち欠けなどによって天気を予想したり、月のあかりで暮らしていたことから、月の恩恵に感謝をする意味。

1年のうちでこの時期の月が最も美しいといわれていることから、月を眺めるため。

これらの意味や目的から、十五夜にはお供えものをし、お月見をするのが習わしです。

古来から日本では、十五夜にかかわらず月をめでる風習があったそうです。

平安時代になると、十五夜に月を見ながら宴をするという風習が中国から伝わり、日本の貴族の間で広まったといわれています。

庶民が十五夜を楽しむようになったのは江戸時代のころ。

月を鑑賞するだけでなく、月に農作物の収穫を感謝したり、豊作を願ったりする意味も加えられたとされています。

十五夜は毎月あるのですが、なかでも旧暦の8月である「中秋」には、月がもっとも明るく美しく見えるとされていました。

よって、旧暦の8月15日の月を「中秋の名月」と呼ぶようになり、お月見に最適な日となったそうです。

一般的には、この中秋の名月のことを「十五夜」といいます。

また、実際に、秋は湿度が低く、空気が澄み切っているため、視界が良好になります。

さらに、秋の月が夜空に出現する位置も、高すぎず、低すぎずのポジションをキープし、私たちにその美しい姿を存分に見せてくれます。

十五夜にお月見をしていた昔の人たちは、月がいちばんきれいに見える時期をわかっていたのですね。

十五夜は満月の場合もありますが、満月の日から1〜2日ずれることもよくあります。

これは、月の満ち欠けの周期が一定ではないのが理由です。

新月から満月になる周期は時期によって13.9日〜15.6日と幅があります。

そのため、新月の日から15日目にあたる十五夜が満月にならないこともあるのです。

2021年からは、十五夜が満月となる年が3年連続でおとずれます。

十五夜が満月になることは少ないので、とても貴重です。

中秋の名月は旧暦8月15日の夜に見える月のことをいいます。

旧暦では7月、8月、9月を秋としていました。秋の真ん中である8月を「中秋」とし、この時期の月が1年のうちでもっとも美しくきれいなことから、満月である旧暦8月15日が「中秋の名月」と呼ばれるようになりました。

ちなみに、中秋の名月は「十五夜」や「芋名月」「中秋節」などともいわれます。

「十五夜」の本来の意味は、旧暦の毎月15日目の夜のことをいいます。

「中秋の名月」は旧暦8月15日の夜に見える月のことです。(一方、十三夜は旧暦9月13日のお月様です。)

ということは、十五夜は毎月来るもの、中秋の名月は年に1回だけという違いがあります。

しかし、前にもお伝えした通り、今では十五夜というと、旧暦の8月15日の月である「中秋の名月」を指すことが一般的です。

月にうさぎがいるという言い伝えは、インドから伝わったのがはじまりとされています。

インドには、仏教説話の「ジャータカ」というものがあります。その中に、こんなお話が書かれています。

さる、きつね、うさぎは、「人の役に立ちたい」と思って暮らしていました。

そんなときに仏教の守護神である帝釈天が疲れ果てた老人の姿となって現れ、3匹に食べ物を恵んでほしいとお願いします。

さるは木の実を、きつねは魚を老人に捧げることができたのですが、うさぎは何もできませんでした。

うさぎはそのことを嘆き、自分を食べてもらおうと自ら火の中に飛び込みます。

それを見た老人は、このうさぎの行動を後世に伝えるため、月にうさぎを昇らせました。

このお話から、月にうさぎがいるといわれるようになったようです。

うさぎが餅つきをしているという話の由来となっているのは、中国の伝説に基づいているそうです。

古代中国では、月でうさぎが臼に薬草を入れ、杵でついて不老不死の薬をつくっていると考えられていました。

それが日本に伝わるときに、餅つきに変わったのではないかといわれています。

もともとはお餅ではなく、不老不死の薬だったという説もあるようです。

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月見団子・すすき・里芋なんかをお供えするのが一般的ですが、北海道は基本的には里芋が採れませんので、月見団子・すすき・西瓜などをお供えしています。

満月は毎月旧暦の15日、「中秋の名月=十五夜」は旧暦8月15日と覚えましょう。

昨晩はきれいにお月様が見えました。

今日から明日にかけては「一円玉天気」と云って崩れない天気だそうです。

満月もそうそう毎月見られないので、久しぶりのお月様でしたし、今夜の中秋の名月も素晴らしいお月様が見られることでしょう。

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今日は俳句の例会です、きっと席題は十五夜だと思います。