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サクラとゼロ

趣味人(シュミット)のブログへ、ようこそいらっしゃいました。

今年は1945年の太平洋戦争終結から70年の節目の年にあたる。村山談話、それを踏襲した小泉首相。戦後50年、60年目と反省と謝罪の意をこれでもかと表明してきた。
阿部首相はこれまで通りの文言、内容を踏まえるか否か、識者も交え慎重に構えている。
世論調査も拮抗していて、近隣諸国への影響はどちらにころんでも多大な影響を及ぼすことは火を見るよりも明らかであり、同盟国アメリカも注視している。



花は桜木、人は武士

散りぎわの潔さから、我が国は古来 武士道の精神論、軍部の国威発揚にサクラを引き合いに出してきた。国花である。

古戦場跡のサクラ花は、戦火に散りし兵どもの血を吸い上げ淡い淡い紅色に染まる。


( モノクロに画像加工しています )

モデラー仲間から友人に贈りたいと、スケールは1/8くらいだったか失念したが、製作依頼され 海軍航空隊の搭乗員の模型を作った。
顔が余りにもスマートではなかったので、イケメンに造り変え、肩にはサクラの花びらを模したものを吹き寄せている。
彫刻刀の角刀と丸刀の組み合わせで、桜家紋までにデフォルメして切り抜いたものを、散らしている。素材は、脂取り紙。お試しあれ。
台座も立派なものが用意されていて、まるで位牌のような感覚を持った。

私は旧日本軍の兵器模型を作るのは、あまり気が進まない。そこには兵器としての生々しさが露骨で、人を人として扱わず、兵器の一部として戦場に駆り立てられた若者たちを思うと、模型にあっても軽々しく扱うことに抵抗がある。



昨年の5月、岩国のアメリカ軍 海兵隊の基地祭で、復元された" ゼロ "を観てきた。
近代兵器の華々しさ 注目度からすれば展示場所も離れていて、訪れる人も疎らであった。命の宿らない骸と化した機体には、存在感も訴求力も無かった。
こんなみじめな飾りとしての" ゼロ "であるならば、いっそガソリンをぶちまけ、そこに搭乗していた若者の御霊とともに昇華して終えばいいのに。

サクラに罪はない。

ましてや" ゼロ "にも罪はない。それを造り出した世界情勢、日本国、旧日本軍の為せるワザでしかない。

サクラと散った武士の、軍人の鎮魂たらしめん時代は、果たしていつ訪れるのか………、

タイクツマクラ 退散

………………………


いよいよヘトヘトトラベル記も最終を迎えました。

実は初孫ちゃん(両家にとっても)の一歳の誕生祝いに、娘の旦那の実家を訪問すべく、山口県宇部市に向かいました。
ナビであらかじめコースはインプットしたものの、少し緊張気味。

旅程のトラブル、渋滞を見込んで1時間以上余裕を持って出発。
行きつけのGSで愛機にタップリ飲ませ、タイヤの空気圧をチェックしてもらった。



その後 約1時間、この状態が続いた。
スペースシャトルの打ち上げじゃあるまいし !
Just Lift Up !
( ホントの発射時は Lift Off ! ね!)

「 後ろの二本、エアの注入口付近から漏れてます。一本10分くらいで終わりますから、換えときましょうか?」

「山口県までお昼には届かなくちゃいかんのよ。急いでくれる?」

あいにく連休初日の早朝。ドライブ、行楽にと向かうはらぺこの車が次々とスタンドに押し寄せる(チャージスペースは6ヶ所)!スタッフはといえば、エア漏れ発見者の彼ただ一人。
中にはいつまで経っても構ってくれないもんだから、給油を諦めワザとタイヤをきしませ急発進して行く気の短い奴まで現れることに。

私の命の恩人は、ケージの中のハムスターのように、ちょこまか チョコマカと仕事をこなし、合間を見つけては愛機のタイヤと格闘してくれた。

【 タイヤは命を載せている。】

タイヤメーカーのCMで流れていた。
うまいキャッチコピーだ!

リフトから解放しそろそろとピットから出して、差し出す伝票とキンキンに冷えた缶コーヒーを交換した。

「 お気をつけてー! 」

一礼し、給油待ちの車に走り寄る武者んよか青年をサイドミラーで見納め、高速入り口へ。
ナビをセットし、アクセルをめいっぱい踏み込んでくれ!とせがむ愛機を徐々に慣らし、タイヤの振動を感触から掴む。異常は感じられない。よっしゃー!!

アクセルをポンと踏み込んでやる。
でんでんむし(ターボチャージャー)が唸りを上げる。ツノ出せ、ヤリ出せ、パワー出せ~!!

行けども行けども目に付くおっさんプリウスを抜き去る。よく売れてるんだなあ。会わない日はない。到着予想時刻は 11:30とナビは表示。
一回はトイレ休憩ができる。



今日のメインゲストは阿川泰子。

スクリーン ミュージック ベスト コレクション

ほか出演者 多数。

空は快晴!オープンにして走りたいけど、トランクルームはお土産と荷物で塞がっているので、おあずけ(p_-)

2時間程走り 大型のサービスエリアは避け、こじんまりとしたパーキングに寄せ、昂ぶるエンジンはそのままに用を足し、軽く背伸びする。到着予想時刻が早まり、余裕が出できた。

「ポーン!ソノママ シバラク ミチナリニ ススンデクダサイ。」

本線に戻ったのをナビが認識し、当分の間はしゃべらないからねーのご案内。

「は~い、まっすぐねー!」

ちょっと前が詰まりかける。何事か? 太宰府天満宮への合格報告のお礼参りと事故がガッチャンして無限大渋滞!
事故現場を脇見しながら通過するもんだから、スピードダウンしてるんかー。よかったー、反対車線で!

きっかり予定通りに到着。1歳になった孫ちゃん、若夫婦とその家族とも久々の対面。お互いの近況を報告しあい、祝いの席につく。

ジィジ同士カンパーイ!主人公はというと、母親の顔が見えないとグズりだすママっ子で、片時も離れない。
テーブルを頼りに伝い歩きはするが、ちゃんとママの手の届く範囲からは出ない。紅白の餅を踏ませ、これからの成長を願う。はやく大きくなって、一緒に酒を飲もう。って早過ぎるかf^_^;)

孫ちゃんもさる事ながら、母親としてかいがいしく世話をする娘の成長にも安心した。妻として母親として、そして嫁として奮闘してもらいたい。パパも育メンをしっかりこなし、頭の下がる思いだった。
非日常的な体験と鼻風邪が相まり、夕方 発熱がみられたので休日診療している医療機関を二軒まわり、戻ったのは20時を回ってから。おつかれさま。我が子のためだもんね!

ジィジとパパ3人で飲めたのは、寝かしつけてからのあと。
瓦そばに舌鼓をうち、地酒を酌み交わす。ひとときの幸せをもたらしてくれた孫ちゃんは、お薬飲んで夢の世界へ。
おっさん達もほどほどに引き上げ、心地いい酔い加減のまま、同じく夢の世界へ………☆


翌朝、孫ちゃんも回復し、バナナにイチゴ、離乳食とモリモリ食べる。昨夜の分を取り戻すかのように。つられてこちらもトースト2枚頂く。ジィジ自慢の挽きたてコーヒーがこりゃまた旨い。

互いの健康と無事を願い再会の約束をし、若い母親をよろしくと別れを惜しみながら出発の時を迎え、孫ちゃんのオープンカーデビュー。ママから剥がされ、大人のワガママに振り回される。でもちゃんとグラサンは準備してたりして!



高速に入り、もうしめたもの。ナビが退屈しだしたので、帰り着くまで無罪放免、ナビ終了。



壇之浦SAにて

霧に咽ぶ関門海峡。本当に霧かぁ?
悪妙高きPM2.5への注意喚起が発表された日だった。ここでも原因物質を撒き散らすお国から、安全性の高い “ made in japan” を求め、店内はピーチクパーチク異国の地と化していた。

無事我が家に帰り着いた事を宇部に報告し、慌ただしかった弥生を締めくくった。

孫ちゃんの名前の中に『 ハル 』が使われている。

春求め 東へ西へ 漂流(さろ)き人


では~! (^o^)/

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