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趣味人(シュミット)のプラジェクトX
巨神兵 熊本に現わる
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( 会場入り口の大看板 )
18日土曜日、熊本市現代美術館で開催されている
[ 館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 ]
を観てきました。
私の年代が子供の頃観ていた特撮映画の映像は、デジタルで画像加工する技術がなく、全てが人の手によって造られ、フィルムカメラで撮影されていました。
地球の平和を脅やかす大怪獣、それを迎え撃つ新兵器、人類の味方するヒーローも、一つひとつ 大の大人が真剣に取り組み、リアリティーを追求し映像として具現化していました。
親子で楽しめるようストーリーに幅を持たせ、共通の感動を与えられる工夫がなされて、単に子供向けの営業ベースとは限らない作品が多数作られていました。
観覧している私と同世代の人に目を向けると、黙々と壁に掛けられた手描きの設定図面を食い入るように見入り、側にディスプレィされている実際に撮影に使われたミニチュア( 撮影用を基に復元されたものもある )と比較するルーチンワークに余念がないようでした。
私も幼い時の記憶に焼き付いたスクリーンの中でしか観られなかった物を目の前にし、設定内容が図面の余白になぐり書きされた物を観て、新たな感動が呼び覚まされました。
( 会場で販売されていたポストカードを画像加工しています )
オリジナル特撮短編映画( 限定公開 )
《 巨神兵東京に現わる 》
( 熊本市現代美術館 リーフレットより )
( 会場で販売されていたポストカード )
造形作家の竹谷隆之 氏により作られた、巨神兵です。
10分前後の短編映画でしたが、恐ろしく作り込まれた巨神兵と、その口から放たれる破壊光線によって木っ端微塵に吹き飛ばされる東京の摩天楼、焼き尽くされる下町。ミニチュアとはわかっていても、その特撮技術に圧倒されました。
建築物、町並みなどのミニチュアを作るのは昔も今も変わりませんが、デジタル技術も加わり爆発、炎上する迫真の映像に泣き出す子供もいて、スクリーンに映し出される現実と見紛う[ 壊滅されゆく東京 ]を前に大人達もしばし凍りついていました。
特撮映画に使われた様々な道具や器材、壁に吊るされた飛行機、車輌などを集め倉庫を模した一角もあり、昭和の撮映現場にタイムスリップしたかのようでした。
会場の様子を画像で紹介したいのはやまやまですが、展覧会での撮影はご法度で、唯一 撮影セットの中で自由に写真が撮れるよう、順路最後のコーナーに用意されていました。
とうきょうのまちをこわすかいじゅう ガーキンチョイナザウルス
じえいたいのせんしゃにねらわれている
天井から吊るされたチヌーク ヘリ
でかい!塗装がシブい!
倒壊したビル、東京タワー
皆さん、堰を切ったかのようにバシバシ撮っていました。
( 会場で販売されていたポストカードより。ウルトラセブン vs キングジョー )
歴代のウルトラシリーズの中でいっちゃん武者んよかセブン(わたすぃの中では)と、アンケート調査人気怪獣のナンバー2(わたすぃの中ではナンバー1)のキングジョーが、神戸港の海上で闘うワンシーンです。頑張れー!シェブーン!
で、1位の人気怪獣はと言うと《 エレキング 》でして、しっかりシュミットもリスペクトしています。
ラジコン操縦を誤りジェットビートルを壊してしまい、アセるエレキングの図
お菓子のオマケがベースです。
エレキングの鼻の汚れは、イタズラ小僧っぽい様子を現してます。
手に持っているラジコンボックスはオリジナル。ステンレスパイプ使用のジョイスティック、3段階アンテナとフラグ。
ジェットビートルもスケールものと同一のカラーリング。部隊マークも白デカール上に手描き。
両方ともデフォルメが効いていて、かわゆす(o^^o)
遊び心の中にもこだわりを持って大人達が一所懸命になる。そこに感動が生まれ、明日への活力を生み出す。
『 子供だましと言って、いい加減に作られたものは無い。
九州・熊本で開催 全国最後の展覧会
お見逃しなく!! 』
と、リーフレットにうたってありました!
では~! (^o^)/
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