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二式大艇 旧キットレビュー

趣味人( シュミット )のブログへ、
ようこそいらっしゃいました m(_ _)m





かれこれ二干支(=12年×2回
)を遡って、

N:懐かしくも H:恥ずかしい K:完成品

長谷川製作所 1/72
川西 H8K2 二式大型飛行艇 12型

自ら画像に収めておらず現物も人の手に渡ったもので、その当時の雑誌に掲載されていたものの拾い画像です。

戦後アメリカから船積みされて、日本に返還された直後の姿を再現しています。

機体の劣化防止にモスボール状態で保管され、機体後部には剥離困難であった樹脂がそのままになっているところは、ティシュペーパーを水溶き木工ボンドに浸し接着しています。

塗装はシルバー→錆止めの赤→ 機体色→ 劣化した機体色の塗り重ねから、ペーパーがけや丸刃で削り落として、再度シルバーでタッチアップ。
実際に人の手によってピーリングされた感じを出したつもりです。

上面は強い陽射しに晒されボロボロの状態で、側面はそこまで劣化してはいないようで、画像からはよく分かりませんが、アメリカで試験飛行させた時に日の丸の中に描き込まれたアメリカ国籍標識のナショナルスターが白一色で描かれた痕跡も残っています。

胴体に近い中央翼とエンジンから外側の外翼の塗装面の差がありますが、これは保管状態の差からくるもので、資料の画像を参考に再現しています。
翼上面に書かれている記号は
MMS
TOKYO
c/# 3

:Museum of Maritime Science (船の科学館)

は、バージニア州ノーフォーク海軍基地から、東京のお台場にある[ 船の科学館 ]にコンテナ船『 にゅーじやーじ丸』で輸送された時に、艇体に1番、内翼に2番、外翼に3番と、コンテナ番号がふられたようです。
細引きハンドピースが活躍しました。




私が手にしたものは、小池繁夫氏の手になる武者んよかボックスアートです。

購買欲に訴求しなければならない色使いと構図で、写真では表わせないダイナミックなところがほかの箱絵を差し置いて、いっちゃん好きです!

箱替えも10種を数えたベテランキットですが、今年ハセガワが完全新金型で一新し、その50年という長きに渡った現役を静かに退こうとしています。ご苦労様でした。



この本にはUPCやフロッグと提携して発売された箱絵のレアキットが載ってますが、著者の中野D児氏のコレクションのディープさには参ります。


ヤフー画像検索 ヤフオクより引用

珍しいところでは、アニメとコラボしているものがあります。
現時点では取引価格の逆転現象が見られ、ニューキットの倍以上の値が付けられているものもありますが、作る気力も時間も倍以上では済まされないでしょう。

コレクターかよほど物好きじゃないと、うかつに手は出せません。




加藤単駆郎 氏によるニューキットのボックスアートです。

南方戦線の遠くにスコールが迫る海上を、巨体から水しぶきを引いて艇体から飛翔体へと跳ね上がった瞬間を描いてあります。

画面全体がグレートーンに充たされた落ち着きのある趣きの中に、唯一画面中央日の丸の赤が深く静かに映ります。

箱絵のご紹介だけではなんとも拍子抜けなので、作る予定は未定ですが、次回パーツのレビューをしたいと思います。

では〜! (^O^)/

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