オーディオスペースコア

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オラクルCDトランポとdcsとの相性改善

2009-10-11 10:56:17 | 修理
先日納品したオラクル社のCD2000というCDトランスポートですが、dcsとの相性が悪く、ノイズが出るという不具合。
それを、先日のCD2000では解消したのですが、今後販売していくために原因を究明し、ようやく解決しました。

dcsはPLLの幅が凄く狭く、デジタル信号の精度が少しでも悪いとノイズを出したり、ロックしない時があります。
dcsは究極にジッターを排除したいために、民生用の1/10という規格の狭さで、あの音質を得ています。
そう理解すればdcsが音がいいのも十分納得できるのですが、お気に入りのCDトランポが使えないというのはどうも寂しい話…

今回、オラクルに関しては輸入元ユキムさんを通してオラクル社に対応してもらおうとしましたが、メーカーも対応できないとのことで、こちらで何とかしないといけないとの結論になったわけです。

で、今のCD2000をdcsに繋ぐと、

という、24bitでもないのに変な表示に。
再生中はノイズだらけで、波形精度に疑問視が。

そこで、1ヶ月色々解明していった結果、結論が出たんです!

ロジックICの互換精度の問題でした。(^^ゞ
詳しくはちょっと書けませんのでご了承を。

そこで、早速部品を調達してCMOS-ICを交換。静電気には注意ですよ!!

バッチリ!表示もフィリップス独特の17bit表示(正常)になって、ノイズもなくなってます!(^^)v
もちろん波形精度も良くなってるということなので音質もGOOD!です♪

こちらの対応につきましては弊社が独自で調査したことですので輸入元で対応するかどうかは分かりませんが、一応ユキムさんに報告しました♪

これで、dcsユーザーがオラクルを使うことが可能になりました(^^)v
苦労した甲斐がありました(^^ゞ