オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
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リンデマンSWING!スピーカー試聴♪

2009-10-12 09:36:03 | Weblog
先日の東京インターナショナルオーディオショーで一番気になっていたSPを早速コア試聴ルームに持ち込んで試聴してみました。



最初は冷静にセッティングと試聴を繰り返していたんですが、マッチングやセッティングが決まってくると素晴らしいディティールを奏でてます。
今までの、WilsonのSYSTEM8やDynaudioのSAPPHIREなどとはちょっと違う次元です。
これは良いとか悪いとかじゃなくて、音の深さにまだ奥があるのか?といった、ディティールが魅了してなりません。
このスピーカーを一言で言うならば「素朴なハイエンドサウンド」です。

そのナチュラルで素朴なサウンドは、非常に人間に近い波長で、素直に音楽に浸れることを覚えます。
言葉に語弊があるかも知れませんがフルレンジ的とでも言いましょうか。。


実は昔からこの「ティール&パートナー」のセラミックユニットには興味を持っていました。
有名なところでは、アバロン、ルーメンホワイト、カーマなど、どれも共通した魅力的なサウンドにはこのユニットが関与していることは容易に感じてました。
ただ、気難しい面もあるのか、どのメーカーのSPも最終的にまとめ上げに乏しく、また高額なシステムとなってしまい、二の足を踏んでたんです。
というか、機器とはめぐり合わせみたいなもので、聴いた瞬間「欲しい!」って思うかどうかなんですが、今回のリンデマンはその「まとめ上げ」が絶妙で、憧れのティール&パートナーのユニットを手懐けていました。

あえて、ツィターには同社のダイヤモンドツィターを使わずに、イートン社のセラミックツィターをチョイス。
2.5WAYという理想のシンプルネットワークとメカニカルクロスオーバーは、ディティールの再現に大きく関与しているんでしょう。


サウンドに大きく関与しているキャビネットの積層合板。
内部にはコルクがサンドイッチされていて、表面仕上げは天然素材の特殊な素材。
しかも、色が選べるというオートクチュールのスピーカーなんです。

あとで、Wilsonに繋ぎ変えてサウンドチェックしてみましたが、Wilsonも改めて魅力的だなぁ~と感じました。
Wilsonやディナは「加工品の頂点!」って感じ。
リンデマンは「素朴なハイエンド!」って感じでしょうか。

久々に素朴で素直に音楽に浸れるSPに出会った気がします。
価格的には250万円なので、SAPPHIREとバッティングしますが、聴き込んでいくうちに商売的なことはどうでもよくなってきて、展示を注文しちゃいました。(^^ゞ

音楽の真髄は、素朴なところにあるんだなぁって感じました。