オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

オラクルCD2000フルチューンナップ♪

2010-06-22 18:57:20 | チューンナップ
おかげさまでオラクルのCD1000やCD2000のクロックチューンやMK2?化の
ブログを載せてから、お客様からご依頼が多くなりました。
また、今まで掲載されていないお客様も含めて、
凄く音が良くなったとのご評価も沢山いただいています(^.^)

今回はCD2000の初期モデルのフルチューンナップです。(^^)v

まずはサスペンションから内部までバラバラにしてクリーニング&回路チェックです。

ピックアップが初期型なので違います。

純正クロックやコンデンサー等を外します。
実装タイプなので専用コテも必要ですし細かくて大変です。
米粒よりも小さいのです。(@_@)
静電気防止対策も万全です。


回路確認してクロック用の同軸を挿入。

初期型のピックアップはデジタルプロセッサーの型式が違うので回路構成も動作電圧も違います。
なので、DATAシートで確認します。


さて、CD2000のドライブ筐体の裏にちょうどクロックが入るので都合がいいです。(^^)v
クロック用同軸もそのままアクセスできます。


ニュートロンスターの0.5ppmクッロク装着。
コンデンサーがぶつかるので移設します。


動作確認と調整です。この状態で1日エージングで安定させます。


DATA信号は純正はフラットケーブルですので、同軸に変更します。


コネクターを再利用するので慎重に分解し、同軸を加工します。
同軸化するだけでなく、ディジタルアウトプットセクションにダイレクトに接続します。


ディジタル出力のICをNXP社に交換。
静電気に注意します。


出力基盤付近の写真ですが、純正以外にクロック電源、DATA信号、ディジタルアース等ダイレクトに接続。
回路はボカさせていただきます。(^^ゞ


こちらは電源部。
この電源部にクロック専用電源を組み込みます。
左の青いトランスがついた基盤がそうです。
こちらも接続部分にボカシを入れさせていただきます。(^^ゞ


最後にサスペンションの調整です。
コレが凄く音に影響があるんですよ。(^.^)
横振動が即時に縦振動になるように調整します。


実際は3日ほどの作業ですので、大変な作業ですが、
こうやって完成した音を聴くと、苦労が報われた感じがして
嬉しくなりますね♪