スタッフの三屋です。
アキュフェーズの新製品のプリメインアンプ E-4000 を試聴しました。
このアンプはAB級動作で、 E-480の後継モデルになります。出力は8Ωで180W/chとなっており、最近のアキュフェーズは回路をシンプルにするという考えから、スピーカーを駆動する力の目安となるダンピングファクターは、800と高い数値になっております。
パッと見た感じは、メーターが上位のE-5000と同様に大きくなっており見易くなっております。
アキュフェーズは創立50周年とのことですが、このメーカー程デザインや設計思想を一貫しているのは凄いと思います。普通は、世の中のニーズに合せてしまい方向性を見失ってしまうことも少なくないはずです。海外でも人気が高いことにはうなずけます。あとアキュフェーズは、中古の価格が他のメーカーと比べてもとても高いのも特徴です。それだけブランドとして確立している証拠だと思います。
さて音の方ですが、スピーカーはディナウディオのHeritage Specialにて試聴しました。プリメインアンプながら駆動力は十分な感じで、しっかりと制動の効いた低音を出してくれます。ワイドレンジで、音に静けさもあり高域もきめ細かい感じです。
設計者の世代交代も進んでおり、先代のモデルとは少し音の傾向は変わってきている感じで、あらゆるソースに対して上手く聴かせるオールマイティさがあります。