オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

東京インターナショナルオーディオショー

2009-10-04 11:32:16 | Weblog
10/2に行って来ました。
毎年コレだけは恒例で行くようにしてます。
別段毎年代わり映えしないんですが、行く理由としては…
①メーカーさんや販売店さん、雑誌社さん、評論家の方とのコミニケーション
②最高の商品探し
③志向の合わないと思っている商品の試聴
です。

①は結構大切にしてます。
一年に1回くらいは顔を見せて楽しく会話をすることを心がけてます。

②は、本来の最大の目的です。でも、なかなかそんなにいい製品なんてないんです。

③コレ、結構重要です。
得意とする商品はいずれ店の試聴室に持ち込んで徹底的に聴き込みますが、不得意だと思ってる商品は聴く機会がこういうときしかないんです。
聴かなくて「あれはダメだ!」なんて言えないですよね?
いくら嫌いなブランドでも、必ず聴きますよ。
全て聴かないと、薦める商品がいいかどうか語っても説得力無いですよね~笑

さて、今回も全てのブースを3回以上回って、足は棒状態でクタクタです。(@_@)
1日店を休んでいたために仕事もたんまりと溜まってるので、抜粋してレポートしますね。

↓今回期待のディナウディオ社。
25年以上発売し続けたCONSEQUENCEの後継、アルティマイトエディション!
なかなか鳴らすのは苦戦してましたね。
でも、Consequenceの良いところをそのままに、現代風にレンジを拡大した感じです。
レンジを欲張らない前機の特徴が魅力なら、今回のアルティメイトエディションはちょっと現代風になり過ぎな感じもします。
センターにはコアお奨めのSFP450の倍音拡散パネルが使用されてます。


↓インピーダンス補正回路、ネットワークもLの向きを90度変えて磁界の干渉を防いでいるとこらへんどはこだわりを感じます。


↓ディナウディオブースでリプラスのタップも使ってますね。
このタップにしたときの音は、他のお客さんも驚いてました。


↓今回、一番気になったSPはドイツのリンデマン。
ペアで200万超えですが、結構いい感じで鳴ってました。
コアの試聴室で近日中に聴いてみたいと思います。


↓リンデマンのSPは小さいタイプもありました。
コレも試聴してみたいですね~


↓YGアコースティックの新製品SP。
リーズナブルなモデル。
中身は空っぽなので鳴らないそうです。
でも、近日中にこれもコア試聴室で聞いてみます。


↓泣く子もビックリパワーアンプH2Aを作っているヘーゲル社のDAC。
USB入力もあるし16万円なので面白そうです。
これも近日中に試聴します。


↓注目のプリメインアンプ。
ドイツのBrinkmann社で、中身が見える状態はショーモデルでなくて、このまま製品化されてるらしいです。
音は聴けなかったんですが、中身を見る限りではいい音がしそうな雰囲気。
ドイツサウンドまっしぐらじゃなければいいのですが…(^_^;)
期待して早速試聴を依頼しました。
近日中にコアに入荷します!


↓先日納品したオラクルのCD2000ですが、何故か突然MK2!に??
見た目は一緒で、価格は少しアップ。
先日ディジタル出力のロジックの件でdcsとロックしない件をオラクル社に報告したのが原因だろうか??
これで、dcsがロックしてくれればいいのですが。
後日コアで回路検証します。(^^)v


↓ドイツ、フィニッテエレメンテ社のオーディオラック。
以前はスキャンテック販売が輸入してましたが、今回からアクシスが輸入開始です。
レゾナンスシャフトの長さがそれぞれ違うものを棚板の段数の違いでチューニングしているそう。
価格はコアがお奨めしているコプラーレ社とほぼ同価格帯。
音は以前に聴いたことありますが、次回はじっくりコア試聴室で試聴予定です。


↓ハイエンドが輸入するスピーカーLanscheAudio社のコロナプラズマツィーターユニットを特別に見せてもらいました。
ハイエンドのヘンリー社長は昔dcsでお世話になった方でマニアックな技術者です。


↓「AC電源を入力して昇圧して放電するんだよ。」ってヘンリーが言ってました。
中が放電光で光ってるのが凄みです。


↓今回最大の目的、ウィルソンオーディオ社のSASHA。
価格はSYSTEM8を下回り、後継と言われてましたが、音はSYSTEM8に届かない感じ。
大場の方も言ってましたが、どうもSYSTEM8は今後も併売するそうです。
新しい技術を投入すると、ブラッシュアップ期間が必要で、SYSTEM8を完全に超えるまでサーシャは何年もかけて新化していくんでしょうね。
逆に言うと、SYSTEM8は最終モデルに相応しい不動の存在ということ。
今年中にコア試聴室で試聴する予定です。


↓最近雑誌等で見かけるルームチューニングパネル。
価格も2枚で25000円程度というリーズナブルで、何か効きそうなデザインです。
しかし、スポンジに合板を貼り付けただけの簡単なもの。
価格的にはそんなモンでしょうが、音もそんなもんでしょうね。(^_^;)


↓タオックのボードの新製品です。
雲母を混ぜたピアノフィニッシュですが、音は良さそうです。
コレも早速試聴予約。


↓これも同じ素材で作ったラックです。
光沢のフィニッシュは倍音がかなり伸びるので期待大です。
同社のざらざらした塗装とは正反対で、ポリシーがあるのかどうかは分かりませんが、良さそうなものは聴いてみないと分かりませんからね。


↓変わり種として、ナグラのパワーアンプ。
こういった小さくてコンパクトかつハイエンドな製品には何か音楽の真髄が見えそうで興味あるんです。
これも試聴したいと思います。
相棒のCDプリ(220万)とこのパワー(140万)と2台組み合わせてお洒落に音楽を聴くのも素敵です。
でも360万の価格も素敵ですが…笑


とりあえず、急ぎ足でのレポートでした。(^_^;)

壁コンセント比較試聴で得たもの

2009-10-03 12:35:40 | Weblog
今日はお客様から中古で持ち込まれた各社壁コンセントを試聴してみました。
もちろんこういった事は日ごろしてるのですが、改めてお客様にも聴いてもらおうと思ったわけです。
左から
1:CAT社 SC-2851RU ¥24000
2:CAT社 SCR-2851RU ¥36000
3:ジョデリカ THE SOUNDSOURCE ¥18000
4:オヤイデ SWO-XXX ¥7400
です。

あまりネット上で批判するのは得意じゃないので詳しくは控えますが、やはり圧倒的なクォリティー、レンジ、S/N、音色幅、位相特性の凄さは2:SCR-2851RUです。
価格も一番高いですが、価格の差を遥かに通り越して凄いですね。
1:とは同素材でクライオ処理技術が違うだけなのですが、全く違う壁コンセントを聞いてるかのようです。

かなり残念なのが、ジョデリカ。(>_<)

圧倒的なクォリティーで他を全く寄せ付けないケーブルメーカー、ヨルマデザインのACランダに採用されているACプラグとIECプラグと同素材で同メーカーなので、かなり期待しちゃいましたが、このジョデリカの壁コンセントを聴いて、ある法則に気が付きました。

それは…

ヨルマのAC-LANDAは素晴らしいのですが、一つだけ音で引っかかってるものがありました。
実は見事に他の数人のお客様からも指摘されてまして、
それは倍音の伸び悩み。

ヨルマのSPケーブルやRCAケーブルの倍音の構築と比べると、ACランダはちょっとが伸びないんです。

皆同じ意見なのには驚きましたが、全然伸びないんじゃなくて、ヨルマを知れば知るほど、ヨルマを凄いと感じれば感じるほど、ACランダのちょっとの伸びの足りなさが気になるんです。

で、ある法則というのは、このTHE SOUNDSOURCEという壁コンセントを聴いたときにその共通点が見つかったのです。

そこで、ACランダのACプラグを他社のものに交換して試聴。
う~ん、やっぱり…

厳しい言い方ですが、ジョデリカの提案する素材や構造的には非常にいいと思うんですが、もう一つツメが甘い気がします。

壁コンセントはCAT社のSCR2851RUには価格も(笑)音質も程遠いと思いますが、せめてACランダのACプラグとIECプラグについては、非常に気に入ってるだけあって、後に改良されることを期待してます。

今回、壁コンセントの試聴でそんなことを強く感じました。(^.^)