13日(木)は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。K9護岸の近くまで漕ぎ、抗議船2隻と合流して抗議・監視行動を行った。
前日、ガット船から土砂を移したランプウェイ台船は、山積みになった土砂にブルーシートをかぶせていたが、風にあおられないようにロープを張った上に緑のネットをかけていた。作業を見ていてこれ以上の積み込みや、この日の土砂陸揚げはないだろうと予想できた。
K9護岸では先端部に砕石が積まれていたが、午前中で均して整備を終えた。これでいつでもランプウェイ台船を接岸できる状態になったと思われる。作業和船が出てすぐそばのフロートの整備も行っていた。カヌーによる抗議行動を警戒してものだ。
大浦湾にはまだ2隻のガット船が土砂を積んで待機している。ランプウェイ台船から土砂が陸揚げされると、次はこの2隻の土砂が積みかえられる。さらに大浦湾から出て行ったガット船が、琉球セメントの桟橋で土砂を積み込み大浦湾に来るだろう。この埋め立て作業の流れを海やゲート前、桟橋前で阻止しなければいけない。
午前中、ランプウェイ台船は動きそうになかったので、明日14日に土砂が投入されようとしている辺野古側の②-1区の様子を見に行った。同区を囲むK4護岸の上にはガードレールと根固め袋材が設置されていた。
辺野古岬近くの作業ヤードでは、クレーン車やバックホーなどが数多く動いていた。海からは見えなかったが、連日運び込まれている栗石を使って根固め用袋材の制作も行われているのではないか。海側の仮設道路の先端部でもクレーン車が稼働していた。
瀬嵩の浜で昼食をとったあと、K9護岸の状況を監視する平和丸の連絡を受けながら、カヌーは午後2時まで浜で待機した。何かあれば海に出る体制をとっていたが、目立った動きはなかったので2時でこの日の活動を終えた。
12月13日は普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠が落下して1年であり、名護市数久田の流弾事故を米軍が認めたとの報道もなされた。平和運動センターの山城博司議長らの裁判や玉城知事の東京での交渉など、「基地の島・沖縄」の現実を示す重要なことが1日で相次いだ。安倍政権が口にする「沖縄の負担軽減」の嘘を現実が暴いている。
14日は辺野古のゲート前と海で、土砂投入に対する反対の意思を示しましょう。