写真は1月30日(木)の午前11時45分から午後12時55分頃にかけて撮影したものだ。
美謝川切り替え工事の様子で、辺野古ダム側の斜面まで木々の伐採が進んでいる。
新工事用ゲートからの資材搬入の際、美謝川切り替え工事の現場からも土砂が運び込まれている。
搬入前に美謝川切り替え工事の現場に10台ほどのダンプトラックが待機している。フロントガラスの内側に番号を記した黄色い札を置いているのですぐ分かる。
荷台に積んでいる土砂も特徴がある。本部町や国頭村から運ばれてくる赤土混じりの土砂とは、色や形状が違っている。
美謝川切り替え工事の現場には、同じような色と形状の土砂が山積みになっているので、この一部を搬入しているのだろう。
この付近の土砂はA護岸やK9護岸が完成したあと、その海域にベルトコンベヤーで投入されると聞いていた。
だが、それは何年も先になるので、辺野古側埋め立て工区に仮置き用として搬入しているということだろうか。
本来なら、とっくにA護岸やK9護岸は完成していて、ベルトコンベヤーで大浦湾に投入されているはずだった。
工事が大幅に遅れ、土砂確保にも問題が生じているため、このような場当たり的対応をしているのではないか。
森を破壊して確保した土砂を使って海を破壊し、さらに地域住民の生活を破壊する。
辺野古新基地が完成するという十数年後、日本社会がどうなっているか想像してみるといい。
少子高齢化に歯止めがかからず、軍事予算に金をかけて教育や研究開発の予算をないがしろすれば、社会は今以上に衰退し、荒廃するだろう。
それでいいのか?